LN-11

霊滅術師 カイクウ/闇/魔法使い/1800:700/4
このカードが相手に戦闘ダメージを与える度に、相手墓地から2枚までモンスターを除外する事ができる。またこのカードがフィールド上に存在する限り、相手は墓地のカードをゲームから除外する事はできない。

滅!!

第2期のカードの中で、何かと引っ張り出されるのがこの坊さん。
イラストの後ろには「滅」の文字が描かれているが、漢字圏ではない国のユーザーが理解しているかどうかは怪しいものだ。

 

効果

このカードが相手に戦闘ダメージを与える度に、相手墓地から2枚までモンスターを除外する事ができる。
このカードがフィールド上に存在する限り、相手は墓地のカードをゲームから除外する事はできない。

このカードは「除外」というキーワードが出されるたびに登場する除外デッキメタの代表だ。 かつて遊戯王界に多大なる影響をもたらしたカオス・ソルジャー−開闢の使者−時にもメタとして挙げられたし、キメラテック・オーバー・ドラゴンを筆頭とする3Fでも、神剣−フェニックスブレードをメインで扱うブレード系でもやはりメタとして君臨する。
また、自分が墓地を基準とするデッキを使用する際にも、相手からの妨害を防ぐことができる。

ただ封じるのではなく、一方的に封じることができるのはかなりおいしい。相手を封じながら自分は同じ戦術を繰り広げ 、どうしても除外したいカードがあれば、戦闘を介することによって自由に取り除くことができる。
不安定なモンスターという存在のロックは除外されれば簡単に解除されてしまうが、このカードはそういった状態になったときのための対策まで講じることができるのだ。

一方で、このカードは単品で見てもかなり優秀なカード。 攻撃力1800は十分にアタッカーの働きをすることができるし、魔法使い族ということからも応用を利かせやすい。 デッキスペースを埋めるという意味で使用できる貴重なカードの一つだ。

ここまで引っ張り出されるのは、それだけ「除外」という動作がゲームに浸透しているという証拠でもあり、また、1動作そのものを封ずる効果がどれだけ強力なものなのかということをその身で表現しているとも言えるだろう。
これから除外が流行るたび、必ずこの坊主はわれわれの前に現れるはずだ。怪しげなお経を唱えながら・・・。