SC-21

聖なる守り手/地/魔法使い/800:1200/3
リバース:フィールド上の表側表示モンスター1体をデッキの一番上に戻す。さらに自分のフィールド上に戦士モンスターが存在する場合、フィールド上の表側表示モンスター1体を持ち主の手札に戻す事ができる。

僧侶

リバース効果を持った僧侶。このSCシリーズには実用的なカードが登場しているのですが、このカードもそんな中の一枚。
ただし、あまり注目はされてません・・・。

 

効果

フィールド上の表側表示モンスター1体をデッキの一番上に戻す。

リバース効果なので同系効果の「墓地に送った場合」よりも幾分使いやすいのが魅力的。
リバースモンスターは抹殺の使徒による除外の危険性が大きかったため、これまで使いづらい面もありましたが、抹殺の使徒が制限カードに格上げされたことにより、その威力が高まってきています。

このデッキの一番上に戻す効果は、分解解釈するとバウンス+ドロー規制。 相手の上級モンスターをデッキのトップに送りつけたときのアドバンテージは相当のものです。

こういった場面でデメリットとしてよく引っ張り出されるのが、ガジェットなど再召喚することで効果を利用できてしまうリボルバー効果ですね。 しかし、「除去ガジェ」という一つのジャンルに目を向けたとき、除去ではなくガジェを引かせることができるというのはこちらができる最善の策の一つではないかと思います。 ここで単に「ガジェのターボを加速させる」という意見は少し的外れなものといえるでしょう。

E・HERO エアーマンに関してはリボルバーよりもアタッカーを後退させたという解釈にとどめておいたほうがよさそうです。

 

さらに自分のフィールド上に戦士モンスターが存在する場合、フィールド上の表側表示モンスター1体を持ち主の手札に戻す事ができる。

自分の場に裏守備の聖なる守り手と戦士族モンスターが存在し、相手の場に2体のモンスターが存在しているという条件を仮定。

この条件下で効果を満たすには自分の場に存在する戦士族が何のカードであるかということが重要になってきます。 一つは相手が攻撃することができない高レベルモンスター。ここで弱小戦士族では先に攻撃されて破壊されてしまう場合が大きいです。
もう一つは何らかのトリックを隠し持った戦士族モンスター。例えば、先に攻撃される事を防ぐコマンド・ナイトや、おとりカードと化す切り込み隊長。
切り込み隊長はE・HERO エアーマンと揃えて召喚すると、聖なる守り手が裏守備のまま次の自分のターンに流れ着くことができ、さらに効果を最大限に発動できる環境を整えることができるという流れを形成することができます。
もちろんこの場合は相手がエアーマンを破壊できるモンスターを従えているという条件付ですが、相手がエアーマンを破壊できるモンスターを従えていなくても、その場合は攻撃対象が聖なる守り手に移るため、いずれにしろ効果を発動できるので問題なし。

一連の効果は自分のモンスターにも対応しているので、利用方法は様々です。

デッキ構成

今回のデッキは陽動作戦で聖なる守り手を自分のターンまで繰り越し、効果を発動して相手の場を空に→サイレント・ソードマンにつなげるもの。

デッキサンプル:

モンスター

魔法
上級
サイレント・ソードマン LV7
サイレント・ソードマン LV5×2
サイクロン
スケープ・ゴート
ツーマンセルバトル
ハリケーン×2
月の書
光の護封剣
早すぎた埋葬
増援×2
大嵐
天使の施し
封印の黄金櫃
抹殺の使徒
貪欲な壺
リビングデッドの呼び声
激流葬
聖なるバリア−ミラーフォース−
破壊輪
陽動作戦×2
下級
E・HERO エアーマン×3
魔導戦士 ブレイカー
コマンド・ナイト×3
切り込み隊長×2
ならず者傭兵部隊×2
クリッター
聖なる守り手×3
幻影の妖精