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光と闇の洗礼(速攻)
自分フィールド上の「ブラック・マジシャン」を生け贄に捧げる事で発動する事ができる。自分の手札・墓地・デッキの中から「混沌の黒魔術師」を1体選択して特殊召喚する。

シュバババ

ブラックマジシャン破壊の瞬間に発動するその光景はまさに真打、主役の登場方法だ。おまけに召喚場所を選ばない効果はある意味最強である。混沌の黒魔術師はデッキに1枚であるためこのカードはデッキに積むと逆に事故ってしまう。1枚入れるだけで十分に活躍してしまうのだ。

総じてブラックマジシャンデッキは非常に流れを作りやすい。次々と連鎖反応的にデッキから呼び込めるため真打を一気に召喚できるのが特徴だ。そしてその過程の最終事項がこのカードである。速攻魔法であるため、相手ターンでも相手の罠発動瞬間でも発動できるのは非常に大きい能力である。

話は脱線するがマジシャンデッキはこのカードや《ディメンション・マジック》に代表されるような速攻魔法が大きな役割を果たしている。
やはりマジシャンというものは見せるためのものであり、見た目の美しさや流れの速さといった点がマジシャンを評価する大きなポイントとなっているのであろう。そういった流れや見た目の美しさをカードゲームで表現することが出来たことは拍手ものである。

光と闇の洗礼

洗礼という言葉を辞書で引くと

@全身を水中に浸し、原罪を洗い新たな生命によみがえること。

A生き方や考え方に大きな変化をもたらすような経験をすること。

という2つの意味がある。さて、このカードの意味はどちらだろう。考え方が変わったので上級マジシャンに進化した・・・とも取れなくはないが、破壊される瞬間にデッキ、墓地から呼ばれる光景を考えると「新たな生命でよみがえる」という意味の方が適しているように思える。

デッキ構成

デッキサンプル:ブラックマジシャンデッキ