PP7-JP007

ヘル・テンペスト(速攻)
3000ポイント以上の戦闘ダメージを受けた時に発動する事ができる。お互いのデッキと墓地のモンスターを全てゲームから除外する。

このカードを扱う場合、考えなければならないのは発動の成功だけではありません。発動後の戦い方もまた重要な課題となります。


《発動を成功するために》

正直3000以上の戦闘ダメージは某混沌戦士クラスのモンスターが召喚されない限りなかなかお目にかかることはありません。
そのために使用するためには相手モンスターをこちらで無駄に強化してあげる必要があります。

別の方法として《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム/Lava Golem》を使う手もあります。相手モンスターの破壊もできるので一石二鳥です。《ヘル・テンペスト/Inferno Tempest》発動後は《洗脳解除/Remove Brainwashing》などでこちらの戦力にしてしまうのも良さそうです。



さて、この3000という戦闘ダメージは食らうこと自体がかなり危険な行為です。発動までに戦闘ダメージを食らい過ぎると発動ができなくなってしまうので、回復カードをいくらか仕込んでおいたほうが良いでしょう。

例)
《神秘の中華なべ/Mystik Wok》
《魔法吸収》
《神の恵み/Solemn Wishes》
《白魔導士ピケル/White Magician Pikeru》

ダメージを受けた瞬間回復するカードなんかも相性がよいです。

《体力増強剤スーパーZ/Nutrient Z》
《白衣の天使/Numinous Healer》

また、最強回復カードとして《魂吸収/Soul Absorption》があります。

このカードと異次元系モンスターの相性は非常によく、ライフをどんどん回復することができます。《異次元からの帰還/Return from the Different Dimension》をフル活用した場合も2500回復することができ、ライフコストを補うことができます。
自分と相手を問わないので《霊滅術師カイクウ/Kycoo The Ghost Destroyer》も期待に答えてくれます。

《発動後は》

「お互いのデッキと墓地のモンスターを全てゲームから除外」

この一文からわかるように、3000のダメージを与えてくれちゃったモンスターは未だその場に存在します。また、相手の手札のモンスターも健在です。このことから相手のモンスターが尽きるという事態はすぐには発生しません。

まずは相手の場のモンスターから消していくことを考えていきましょう。
こちらのデッキに《異次元の偵察機/D.D. Scout Plane》を仕込んでおけば、とりあえず場のモンスター確保になります。それと連動して《死のデッキ破壊ウイルス》を発動すれば相手の残りのモンスターをある程度壊滅できそうです。

《発動後:戦略》

このカードはもともと《異次元からの帰還/Return from the Different Dimension》を前提にされたカードでもあります。そのことからこの2枚を組み合わせるのは王道の形になります。

それを補助するための処置として他のカードも異次元関連にしてあげるとデッキが組みやすくなります。こちらのモンスターが尽きないためにも《速攻の黒い忍者/Strike Ninja》や《異次元の偵察機/D.D. Scout Plane》などで工夫することが大切です。

デッキ構成

デッキサンプル:

モンスター 魔法
上級
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム×2
デーモンの斧
ヘル・テンペスト×2
強奪
強欲な壺
光の護封剣
魂吸収×3
洗脳−ブレインコントロール
早すぎた埋葬
大嵐
団結の力
地砕き
天使の施し
魔導師の力
抹殺の使徒
リビングデッドの呼び声
異次元からの帰還×2
激流葬
死のデッキ破壊ウイルス
聖なるバリア−ミラーフォース−
破壊輪
下級
霊滅術師 カイクウ
異次元の生還者
D.D.アサイラント×2
速攻の黒い忍者×2
同族感染ウィルス
魔導戦士 ブレイカー
魂を喰らう者 バズー×2
異次元の女戦士
異次元の戦士
クリッター
異次元の偵察機×2