GX04-JP002

魔宮の賄賂(カウンター)

相手の魔法・罠の発動と効果を無効にし、そのカードを破壊する。相手はデッキからカードを1枚ドローする。

ひょひょひょ

越後屋、そちも悪よのう。

お代官様こそ・・・。

とまぁ、頭の悪い会話が聞こえてきそうなイラストをしているカード。小判が光り輝く加工がいい感じ。
越後屋(違)の着物に”悪”の一文字がまばゆく光る!!でも、なんだろうなぁ。同じジャンプ漫画の某鳥頭とは何か違う”悪”だよなぁ。

効果

相手の魔法・罠の発動と効果を無効にし、そのカードを破壊する。相手はデッキからカードを1枚ドローする。

イラストは頭悪いが、効果はかなりしっかりしている。これまで魔法、罠どちらにも対応したカウンターカードは神の宣告ぐらいしかなかった。そのため、魔法、罠にそれぞれ限定したカウンターを多く入れることになるのだが、そうすると相手が思うように動いてくれずに手札にカウンターカードが腐る・・・という経験をしたことは誰しもあるだろう。
だが、このカードの登場でそういった事故の発生率を下げ、結果カウンターを活用したパーミッションデッキはかなり使いやすくなった。

さて、デメリットである相手の手札を増やす・・・というポイントについて。
これは裏を返せば、手札が無いときや、ライフが足りないときにも安心して、確実に使うことができる効果であり、カウンター罠としての安定感を増す結果となっている。
ましてや、勝負が決まってしまうような自分のターンに発動できたとするならば、あってないようなものといってしまって問題ないだろう。
おまけとしてだが、
サイレント・マジシャン LV4なんかにも役立ったりする。

これだけでもこのカードの登場は十分価値があるものといえるのだが、このカードにはもう一つ、面白い注目点がある。
それは、このデメリットのコストとしての度合いだ。
私は昔、”ライフ1000は手札1枚と等価である”という話を聞いたことがある。この法則を用いると、マジック・ジャマーと盗賊の七つ道具はコスト的に同じランクに当てはまるということになるのだが、それに魔宮の賄賂を当てはめてみると同だろうか。
そう、効果としては明らかに上位互換なのだが、コスト的にはランクが同じなのである。
これを純粋に受け止めれば、これは第1期以来の画期的なカウンター罠改革であり、パーミッション以外でもこれからの主流カウンターとなる可能性、実力は十分に存在するといえるだろう。
これからの活躍に注目したい1枚だ。