PP10-JP001

E・HERO フォレストマン/地/戦士/1000:2000/4
1ターンに1度だけ自分のスタンバイフェイズ時に発動する事ができる。自分のデッキまたは墓地に存在する「融合」魔法カード1枚を手札に加える。

森男

漫画版GXに登場するE・HERO。5行でいえばクレイマンと差し替えとなる位置にいるモンスターです。 種族が戦士族に固定されていない漫画版ですが、このカードはちゃんと戦士族モンスターで落ち着きました。
イラストではすごく威圧的に構えているのですが、この腰砕けな防御向きポテンシャルを見よ・・・。

 

効果

1ターンに1度だけ自分のスタンバイフェイズ時に発動する事ができる。

自分のスタンバイフェイズに発動ということで、加速力としてはかなり遅いカードですね。 先にも述べているように、1000:2000という守備向きなポテンシャルですので、表側で召喚すると次のターンに場にいない可能性もありますし、裏守備表示で召喚すれば次のターン使えるという保障はありません。 ヒーロー・シグナルで相手ターンに召喚したり、ヒーロー・ヘイローで防御したり、摩天楼−スカイスクレイパー−によるフォローが必要不可欠です。
摩天楼2−ヒーローシティは再生できるタイミングがメインフェイズなので、森男の加速力はさらに遅れることになりますが、デッキ全体を見ると大した問題ではない気もします。
PP10的に言えばHERO’Sボンド召喚しておくのが一番手っ取り早いのかな。

HERO’Sボンド
フィールド上に「HERO」と名のついたモンスターが存在している時に発動する事ができる。
手札からレベル4以下の「E・HERO」と名のついたモンスター2体を特殊召喚する。

自分のデッキまたは墓地に存在する「融合」魔法カード1枚を手札に加える。

さてさて、メインとなるこの効果。 毎ターンアドバンテージを稼ぐことができるすばらしい効果です。 サーチした融合カードは実際に融合に使用しても良いですが、手札コストとして使用してももちろんオッケー。 ライトニング・ボルテックスといった手札コスト系のカードも使いやすくなりますし、これまでのHEROではあまりやらなかった手札抹殺などを使用する荒っぽいターボも使いやすくなりますね。
HEROではない、普通の融合デッキに単品で放り込んでみても面白そうです。

HEROデッキでの問題は、このカードを投入するデッキスペースを確保できるかということに尽きると思います。 いくら融合カードを再利用できるからといっても、上で書いたような不安定な加速力ではデッキの融合カードを減らす・・・というのはあまり賛同できる話ではないと思います。
また、融合がサーチ出来るからといって沼地の魔神王に取って代わることができるか、と言われればそれも難しい話でしょう。
このカードが融合素材として使われる
E・HERO ジ・アースにしてみても、もう片方の融合素材であるオーシャンを投入するほうが優先されることになると思いますし・・・。
E・HERO ジ・アースデッキにはもちろん投入することになると思いますが、総合的なE・HEROデッキとしてみれば投入枠を確保するのはなかなか難しいかもしれません。

このカードが真価を発揮することになるのは
E・HERO エアーマンに制限のメスが入り、エアーアドバンテージが確保できない状態に陥ってからになると思われます。