それはフェイクだ
手札を温存した状態でインフェルニティ関連のカードを使うことができるようになる特殊カード。インフェルニティを洗練化していくとイマイチ使いどころがなくなってくるのだが、この手札保護技術を応用した”ハンドレスエクゾ”があるということで、取り上げてみた。
効果
◇自分フィールド上に「インフェルニティ」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、1ターンに1度だけ、次の自分のスタンバイフェイズ時まで自分の手札を全て裏側表示でゲームから除外する事ができる。
この手のカードは、手札が除外中に破壊されると永遠に戻ってこないような裁定が多いのだが、ハンドレス・フェイクは手札が除外されている状態で破壊されても、除外されたカードはちゃんと戻ってくる。そのおかげで安心して重要なカードを相手に知られることなく除外領域に保護する戦術が使えるのである。
ただし、効果を使うには場にインフェルニティが存在していることが必要不可欠。安定した運用をおこなうためにはインフェルニティ・リベンジャーのような弱小モンスターではなく、インフェルニティ・ガーディアンのような破壊耐性のあるモンスターが向いている。
ハンドレスエクゾ
ハンドレス・フェイクで封印されしエクゾディアのような手札に温存しておきたいカードを保護しつつ、インフェルニティを使ったドローやビート補助を行っていくデッキ。
手札0とドロー加速を結びつけるカードはいくつか存在する。例えば、TSHDではハンドレス・フェイク用のドローカードとして無の煉獄が存在している。
無の煉獄
自分の手札が3枚以上の場合に発動する事ができる。
自分のデッキからカードを1枚ドローし、このターンのエンドフェイズ時に自分の手札を全て捨てる。
また、第4期で登場したサイバーデーモンでは、ドロー補助を使いながら破壊のデメリットを回避することができる。
サイバーデーモン/闇/悪魔/1000:2000/4
自分のドローフェイズ開始時に手札が0枚だった場合、通常のドローに加えてもう1枚ドローする。
自分のエンドフェイズ時に手札が1枚以上存在していた場合、このカードを破壊する。
このデッキではインフェルニティを扱っているため、デッキに闇属性モンスターが多く含まれており、THE BEGINNING OF THE ENDによる3枚ドローも十分期待できる。漆黒のトバリ、闇の誘惑なども合わせて使うと効果的だ。
さらに、インフェルニティ・ビートルのような使いやすいチューナーが存在することから、フォーミュラ・シンクロン、TG ハイパー・ライブラリアン等シンクロ関係のドローも積極的に使えるという強みもある。
デッキ構成
デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
---|---|---|
上級 |
インフェルニティガン ダーク・バースト×2 闇の誘惑 強欲で謙虚な壺×3 死者蘇生 漆黒のトバリ×2 終わりの始まり 光の護封剣 無の煉獄 |
ハンドレス・フェイク×3 激流葬 聖なるバリア−ミラーフォース− |
下級 インフェルニティ・デーモン 冥界の使者×2 インフェルニティ・ガーディアン×2 インフェルニティ・ビートル×3 サイバーデーモン×2 封印されしエクゾディア クリッター 封印されし者の右足 封印されし者の右腕 封印されし者の左足 封印されし者の左腕 インフェルニティ・ネクロマンサー×3 インフェルニティ・ミラージュ インフェルニティ・リベンジャー×2 |