遊戯王☆SELF-DISINTEGRATION

ヒーローデッキ（後期型）

時代とともに変化するカードゲーム。その大きな変化にぶつかった故デッキの構築方が覆されていくのがこのヒーローデッキである。
第5期の開始と同時に以前の構築法が役に立たなくなったヒーローデッキを今一度見直すことにする。これまでなら以前のＨＥＲＯデッキを書き換える形だったが、今回は解釈レベルから異なるので新しくデッキを作成する。

ヒーローデッキ参考資料
・Ｅ・ＨＥＲＯ融合図解（提供：遊戯王ＯＣＧ研究ページ様）

---

＜召喚法＞

第5期に登場した新たなる融合、「未来融合−フューチャー・フュージョン」がこれからの融合デッキ構築のすべての焦点となる。

未来融合−フューチャー・フュージョン（永続）
自分のデッキから融合モンスターによって決められたモンスターを墓地へ送り、融合デッキから融合モンスター１体を選択する。発動後２回目の自分のスタンバイフェイズ時に選択した融合モンスターを自分フィールド上に特殊召喚する（この特殊召喚は融合召喚扱いとする）。このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。

このカードの登場でこれまでのように融合の成功率を上げるために素材モンスターをデッキに偏らせる必要も積む必要も無くなった。つまり、アニメにあるようなＨＥＲＯ展開がしやすくなったということ。
思ったように融合することが出来るので多くの戦術を導入しても手札の戦術とＨＥＲＯの効果が食い違ってしまうことが無く戦うことが出来る。
さらに、このカードは素材を墓地に送るためにミラクル･フュージョンに簡単に繫げることができてしまう。これに融合まで含んでおけばかなりのデッキ回転が期待される。
これまでのデッキから「積んでいた分の素材」「素材を集めるためのカード」が抜けるわけだから、ものすごい環境の変化だということがわかる。

---

＜HEROを手札ないし場に集める＞

ここではＨＥＲＯそのものの専用カードについて記述しておく。ここで取り扱うのは「ヒーローフラッシュ！！」「Ｈ−ヒートハート」「Ｅ−エマージェンシーコール」「Ｒ−ライトジャスティス」「Ｏ−オーバーソウル」のカードたちだ。
このなかで一般的に多用されると見てよいカードは墓地からの蘇生効果を持つ「Ｏ−オーバーソウル」と手札へのサーチ能力を持つ「Ｅ−エマージェンシーコール」の2枚。
特に「Ｏ−オーバーソウル」は未来融合と組み合わせることで使用しやすくなっている。

Ｅ−エマージェンシーコール
自分のデッキから「Ｅ・ＨＥＲＯ」と名のついたモンスター１体を手札に加える。

Ｏ−オーバーソウル
自分の墓地から「Ｅ・ＨＥＲＯ」と名のついた通常モンスター１体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する。

＜融合モンスターの強さ＞

素材を積むことなく、多彩に組み込むことが出来ることもあって弱い手札に悩まされなくなった。
また、Ｅ・ＨＥＲＯ　エリクシーラー、Ｅ・ＨＥＲＯ　シャイニング・フレア・ウィングマン、Ｅ・ＨＥＲＯ　シャイニング・フェニックスガイなどの強力カードが楽に使用することができるようになったために力で負けるということはまず無い。
特に墓地にＨＥＲＯカードがあればあるだけ能力を上げる者イニングシリーズと現在の融合事情の相性はかなりよいと見てよい。
Ｅ・ＨＥＲＯ　エリクシーラーもミラクル･フュージョンから未来融合につなげるカードとして期待される。

＜HEROサポート＞

召喚に関しては気にする必要はなし。後は戦闘を成功させるための処置と相手の破壊に打ち勝つ法を準備しておけば良い。
今回からはデッキスペースも確保されているためこれらのカードも導入しやすい。

戻る