勝つ気で負けろ!勝敗はライフではない、そこにあるものすべてで決まる!
勝敗は相手の勝ちでも、その間にたくさん相手を翻弄できた、最終的に自分の場のカードの方が多いなどの条件を故意に作り上げることを目標とします。
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直訳して自己崩壊型のデッキを指します。
- 概要
- いかに美しく負けるかを要点においているデッキである。
- プレイ時は決して負けようとしてはならなず、全力で戦わなければならない。
- S-Dデッキとは弱いデッキを作ることではない。常に相手の存在も考慮に入れておく必要がある。
- 自爆カードを自分で勝手に使っては意味を成さない。あくまで相手も巻き込むつもりでいること。
- 決闘に勝つことは、すなわち負けることである。
- 優位に立ちつつ敗北するのが理想である。
- より多くのマイナーカードで構築したほうが面白味、戦略性が増すデッキである。
- カード選択例
- 自分のライフを減らせるカード(ただし、その他の要因を無視した大ダメージ(ライフ半減)などは除く)
- ギャンブル的性質を含むもの(ただし、場を盛り上げることを条件とする)
- 専用デッキでなければ使いにくいもの(使いにくいものを使うことで使用者の腕を見せる)
- 回復系カード(故意にライフを上げることで見せ場を作る機会を増やす。ゲームを長く楽しむための処置)
- 通常使用することの無いもの(できれば、自分か相手に間接的影響を与える方が望ましい)
- 雑草魂を持ったカード(使用者はライフの低下や状況の悪化などを積極的に受け入れる)
- より下位互換的なカード(より難しいものを積極的にチョイスすること)
- 必須カード、一般的に多用される固定の流れはほぼ使用しない(手札必須のゲームなのでドロー系は曖昧)
- 場を盛り上げるもの(勝手な自爆は考えないようにする(相手に全く影響を与えない自爆))
※以上の要因をより多く含むものほど良い。
また、デッキのギミックはより多い方が(デッキに入るカードバリエーションが多いほうが)より濃いデッキを作ることができる。
- S-D創案背景
- 現在私たちは消費社会の中で無個性的な商品の中から自分でカードを選んでいます。しかし、そこに個性を表現できるものは無く、かえって自分自身を見失ってしまいがちです。当たり前に強いカードを使い、当たり前に勝つ。そのことに少なからず寂しさを覚えていました。
そんな折、ふと考えたのは、「美しい勝ち方に勝る負け方とはどんなものか?」ということ。このデッキはどうすれば美しく負けれるかを考えて製作しています。