やっぱりこっちにするー!
元祖コントロールカード。このカードも禁止になって長い。
Vol,5には3枚の魔法カードがウルトラレア使用だったが、群を抜いて強力なのがこのカードだ。
”天使のような悪魔の笑顔”というなんちゃら怪奇ファイルの主題歌がピッタリですな。
効果
◇相手フィールド上モンスターを1体選択する。発動ターンのエンドフェイズまで、選択したカードのコントロールを得る。
カードゲームで”相手のモンスターを奪う”効果を持ったカードは考えやすいものなのだが、このカードは他のカードゲームとひっくるめてもかなり優秀な部類に入る。
大きなポイントとしてはやはり”相手の表示形式を問わない””デメリットが無い”の2点だろう。
表示形式を問わないということは、相手の裏守備表示モンスターを奪った場合
1、相手モンスター除去
2、生贄確保
3、リバース効果の恩恵
という3大メリットを得ることができるということだ。もう、正直どんだけアドバンテージ稼げんねん、と。
当然、表側表示の切り札モンスターを奪っても簡単に形成を逆転できてしまう。非常に死角の無いカードだ。
強力なだけに制限になっても、禁止になっても誰しもが納得できてしまうこのカードは、現在では多くの同系カードが登場し、ゲームバランスを保っている。
一つはエネミー・コントローラー。
表示形式を限定し、自身のモンスターを生贄にするというデメリットを加えている。消散するカードや蘇生するカードと組み合わせることで味を出すという、カードゲームらしいいいカードに仕上がっている。
また、この他にも効果を持っている非常に便利なカードだ。もう一つは洗脳−ブレインコントロール。
こちらは表示形式の限定とライフによるデメリットを起用。これもバランスの取れた見事なカードではないかと思う。
裏表示のコントロールとしては精神操作が引き継いでいる。
3大メリットの1番と3番がこれに含まれている。全体の2/3を引き継いでいるように見えて、最終的にアドバンテージを稼ぎづらく設定された、これもいいカードだ。
元ネタとリメイクのカードを並べてみると、カードゲームの成長が見れてなかなか面白いのだが、この心変わり系統のカードは特にうまく調整されているのではないかと思う。 同じような路線を歩んで欲しいカードはまだ山ほどあるので、開発部にはがんばってもらいたいものだ。