CA-40

禁止令(永続)

このカードをプレイする時にカード名を1つ宣言する。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、宣言されたカードはプレイすることができない。

〜を禁ずる

「朝ごはんを食べることを禁ずる。ようをたすことを禁ずる。寝ることを禁ずる。息することを禁ずる。」

古代エジプトにもこんなお触書が・・・いや、さすがにないよなぁ。つーか、これ”死ね”といってるのと同じだし。

 

効果

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、宣言されたカードはプレイすることができない。

このカードは対策カードというお題目で使用される一番シンプルなカード。
自分のモンスターを破壊から防ぎたい場合はサンダー・ボルト系統の破壊カードを禁止し、攻撃を通したい場合はミラーフォースなどを禁止に。そして、コンボを重視したい場合はカウンターを禁止にします。
自分もそれらのカードを使うことはできませんが、自分が破壊されたくない状況にあるときに全体除去を使用することはありませんから、あまり気になりません。
禁止令を3枚使用すれば、ほぼ相手からの干渉はなくなるでしょう。

しかし、使われないのはやはりそれなりの理由があるわけで。
その大きな原因はスピードの遅さ。
永続魔法であることもさることながら、相手が使用する前に使用する必要があります。カウンター罠も同じことが言えるのですが、宣言する分機会を選べないということがかなり痛い。
カウンターなら望んだものをカウンターできなくともその他のカードに使用することができるのですが、宣言したカードが相手の使用範囲に存在しない場合完全に無駄足を踏むことになってしまいます。
自分の魔法、罠スペースを食ってしまう以上そういったケースは防ぎたいですよね。
さらに、せっかく宣言できたとしてもサイクロンや大嵐で禁止令自体が破壊されてしまうと簡単に無意味に・・・行く先は厳しいのですよ。

もしこのカードを使用したいなら、環境によって大きく”使われたくないカード”が入れ替わるデッキが適任ではないかと思います。
要は宣言したいカードを豊富に準備できる(?)デッキということですね。いろんな方面にギミックを展開しているデッキとか。

また、その中でもさらにカウンター罠を使用しにくいデッキに限られます。魔法のみで擬似カウンターできる数少ないカードですから、そういったデッキには重宝されることでしょう。

もう一つの方向性としては対流行デッキやテーマデッキの際に使用するカウンター罠の補助として。
特殊タイプのデッキにはカウンターやこういった行動制限カードに対する対策が手薄になりがちですので、アクセントに入れると効果が上がるかもしれません。

結局のところカウンターのマイナーサポートカードという位置づけにしかならないのですが、使うと楽しいカードですので、そういった意味ではオススメです。