VB-05
GB7-002

万力魔神バイサー・デス/闇/悪魔/500:1200/4

このカードの召喚成功時に指定した相手モンスター1体を、三回目の自分のスタンバイフェイズ時に破壊する。このカードは効果終了までの間、戦闘では破壊されない。(ダメージ計算は適用する)

ぐりぐり攻撃

ヴァルアブル5のおまけとして作成されたにもかかわらず、イラスト違いでGB7にも収録された、この手のカードにしてはありえないほどに待遇が良いモンスター。 あー、なんでこのカードこういう扱いなんだろう?

 

効果

このカードの召喚成功時に指定した相手モンスター1体を、三回目の自分のスタンバイフェイズ時に破壊する。

モンスターをぐりぐり攻撃によってじわじわと弱らせ、破壊する。 本来ならヴェノム・スワンプと同じ効果だが、OCGでは独自の効果としてアレンジされている。効果を発揮するのが”召喚時”ということもあり、特殊召喚では一切役に立たないのがネックだが、3ターンで確実にモンスターを破壊することができるのでアドバンテージを稼げるのが魅力(すっごく不安定だけど)。
ただ、3ターンもあればもっと的確且迅速に対処できてしまうので使用するなら気の長いデッキで、ということになるだろう。 効果を再利用したい場合はバウンスで一度手札に戻してやるとよい。原作でも使用されたモンスターレリーフは特殊召喚になるので、効果を発動することはできないが・・・。

このカードは効果終了までの間、戦闘では破壊されない。(ダメージ計算は適用する)

元祖戦闘で破壊されないモンスター。効果の発動条件はほとんどが表側攻撃表示で召喚した場合なので、破壊はされないものの、戦闘ダメージは覚悟せねばならない。
後に登場したマシュマロンや魂を削る死霊などと比べると明らかに見劣りするが、S-D的にはこの劣化っぷりがたまらないということもあり、初期の開発段階でS-Dの代表的なカードの1枚として認定されている。

カードとしての万力魔神バイサー・デス


このカードは原作でマリクが多用した拷問シリーズの1枚だが、OCGでは原作のコンボを再現できない、かわいそうなカードと化してしまった。
その大きなポイントの一つとして、原作では機械族扱いで、機械複製術によって場に大量に特殊召喚することができたが、なぜかこちらは悪魔族なので対象外になっている。 実際にOCGで同じような展開をしたければ、ジェネレーション・チェンジが有効だろう。

ジェネレーション・チェンジ
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を破壊する。自分のデッキから破壊したカードと同名カード1枚を手札に加える。

使用済みになった万力魔神バイサー・デスを破壊して次の万力魔神バイサー・デスに繋げ、血の代償で召喚すればそれっぽくはなる。

カードとしては◎、効果としては△の不器用なカードだが、闇属性悪魔族ということもあり、天魔神などのカードと組み合わせることもできるわけだし、S-Dカードとしては万能なので、局地でがんばってもらいたい。