拷問グッズその2
マリクの拷問シリーズ。原作では舞がこのカードの餌食に。つーか対プレイヤー用かよ!という三村君の謎のツッコミ発言をした人も多いのではないでしょうか。
拷問方法はいたって簡単。両手をセットして張り付けにし、頭にワッカをつけて脳天直撃セガタさんをするだけ。一家に一台、言うことを聞かないクソガキ用にいかがですか、奥様?
妙に刺々しいのも実は拷問されている側には関係ないという安全設計。これでいくら虐待しても安心ですね♪
さーて、さらっとボケをかましたところですが、このカード、いったいどこからこの効果が出てきたのかは謎。
手札に戻す行為が張り付け及び拷問というキーワードと全く結びつかないことからも原作者の意図を是非知りたい一品です。
それにしてもこの形相で機械族じゃないってどうよ!?
効果
◇このモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時フィールド上の全てのセットされたカードを持ち主の手札に戻す。
条件を問わず、場に出た瞬間にセットされたカードを戻します。全フィールドであることから自分のカードも戻されてしまうので注意が必要です。やっぱり自虐的です。拷問した後、自己険悪に陥るなんて正直ダメ人間ですが・・・。
ところでこの効果は自分ターンと相手ターンに発動した場合では効力が大きく変わります。
・相手ターンに発動した場合
相手がセットしたカードに対して、魔法、罠は再び伏せればいいだけなので影響力はほぼ皆無です。さらに相手ターンにバイサー・ショックを召喚した状況から考えると相手がモンスターをセットしている可能性も高くはありません(攻撃にまわっている可能性が大きいことから)
相手がメインフェイズ2においてモンスターを召喚、セットするプレイヤーの場合影響力はさらに低くなります。
とは言え、キラートマトからの召喚がもっとも簡単であろうこのカードからすれば相手ターンに召喚するほうが遥かに簡単なのですが。
・自分ターンに発動した場合
相手の伏せカードを手札に戻させる意味合いは大きいでしょう。特にこれから攻めに転じる場合にモンスター、魔法、罠の厄介な要因すべてを取り除けることは非常に便利。
ただし、バイサー・ショックをどのように召喚するかによって影響力は変わってきます。せっかく相手の場が空になってもバイサー・ショックを生け贄召喚したことによって自分の場が薄くなってしまっては状況を生かしきれませんから、できる限り通常召喚は控えましょう。特殊召喚でサポート的に召喚したほうが効率がよさそうです。
使用するために
いかにすばやく有利なタイミングで召喚できるか、が大きな課題でしょう。 遺言状などはもちろんですが、D−HERO ダッシュガイなんかもタイミング的にグッドですね。悪魔族が多いなら冥界流傀儡術での召喚も可能でしょう。 月読命とセットにして毎ターンバウンスできるようにしても面白いかもしれません。また、モンスターに対しては縮退回路を利用すると厄介です。