309-011

ヌビアガード/炎/戦士/500:500/2
このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、自分の墓地の永続魔法カード1枚をデッキの一番上に戻す事ができる。

ヌビア/ガード

彼のやる気のなさはワザとなのか、それとも逝っちゃってるのか。
王家のガードとして雇われているヌビアガード、しかしそのイラストは負のオーラに満ち溢れています。 それもそのはず、彼の効果はガードでもなんでもなく、戦闘によって誘発するもの。 今の効果では彼の持てる才能を生かすことなどできないのです。 彼の心境は、行きたい部署に就けなかったために仕事をサボる新人と一緒ですね。

 

効果

このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、自分の墓地の永続魔法カード1枚をデッキの一番上に戻す事ができる。

さてさて、聖なる魔術師の制限化によって魔法カードは再利用しにくくなりました。 そこで、聖なる魔術師に変わるものとして「魔法カードを再利用できるもの」があればいいなーと、誰しも探してみるのですが、残念ながら取って代われるようなカードはほとんどありません。
当然、このヌビアガードも「へぇ」の一言で終わってしまう選考漏れカードです。

まず、この攻撃力で戦闘を介そうということが困難。 レベル1ならば光学迷彩アーマーを活用することにより、直接攻撃に移行することができるのですが、なぜにレベル2。 相手に弱小トークンを送りつけて戦闘ダメージを狙うか、コマンド・ナイトなどで戦闘能力を上げる方法に頼るしかありません。 ガチンコで相手にぶつかって行ってもまず突破口は見えてこないでしょう。

次に、戻すカードが永続である点。 通常のデッキでは永続魔法が入ることはほとんどないので、普通のデッキに入れても活用させようがありません。 永続魔法といえばウィジャ盤降雷皇ハモンが浮かんできますが、それらを利用したデッキにも採用されるのかというと・・・うーん。
永続魔法を多用するデッキは一般には旧式バーン系のデッキになるのではないかと思います。 バーンに適した炎属性にこのカードが含まれているのは狙っているのかそうじゃないのか。 その筋で採用を考えてみると少しはまともに使えるかもしれません。

最後にデッキに戻す点。 これまでの制約を前提にすると手札に戻しても十分だと思うのですが、デッキの一番上に戻すことによって次のターンのドロー権まで破棄していることになります。 これなら同じようにどんなカードでも戻すことができる鳳凰神の羽根のほうが断然良いですね。
毎ターン使うことができないのであれば、このカードをデッキに入れる甲斐は無いと断言してもかまいません。

転創のようなデッキならまだ採用のしようがあるかも・・・。

デッキ構成

今回のデッキはファンタジーシリーズでお送りします。 ヌビアガードの罠版アスワンの亡霊とセットで構成し、永続罠、魔法を再利用する形の炎バーン。 攻撃を通す手段はおジャマトリオ+レベル制限A地区+明鏡止水の心。 永続系のロックをかけつつ拷問車輪、波動キャノンなどのバーンカードを使いまわしていきます。

デッキサンプル:

モンスター

魔法
上級 サイクロン
スケープ・ゴート
レベル制限B地区
光の護封剣
大嵐
天使の施し
波動キャノン×3
平和の使者×2
抹殺の使徒
明鏡止水の心×2
貪欲な壺
おジャマトリオ×2
グラヴィティ・バインド−超重力の網−
バックファイア
リビングデッドの呼び声
レベル制限A地区×2
激流葬
拷問車輪×2
破壊輪
下級
プロミネンス・ドラゴン×3
UFOタートル×3
コマンド・ナイト×2
超熱血球児×2
アスワンの亡霊×2
ヌビアガード×2