PP6-005

リターン・ゾンビ/闇/アンデット/1000:1600/4
自分のスタンバイフェイズ時、このカードが墓地に存在し自分の手札が0枚だった場合、500ライフポイントを払ってこのカードを手札に加える。

あのヤタロックの恐怖が世間から忘れ去られて幾年月。

しかし、出せるモンスターがないという悲惨な状況は相も変わらずこのゲームの根本的なところに存在する。このゲームがモンスターを召喚する以上、この問題が消えることは無いだろう。


このカードの論点は「果たしてこの効果は発動する機会が存在するのかどうか」に移る。

効果を発動できないなら、発動できる環境を作ってやればよい。
ドローした直後に発動することで手札を捨て、手札を0にするカードなんてものはいくらでも存在する。
《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》、《砂塵の大竜巻/Dust Tornado》etc・・・。
《キラー・スネーク/Sinister Serpent》依存症に陥るとどうしても忘れがちだが、モンスターというものは非常に大切だ。
そんな、モンスターがなくなる状況をカバーできるのだから、非常に便利だ。

相手が引かせてくれないときにも大いに役に立つ。相手に《はたき落とし/Drop off》を使われた後のあのショックを受けずにすむのだから、嬉しいことこの上ない。


今度はS-D視点で見ていってみよう。
このモンスターは手札に加えるとき500ポイントものダメージを受けることができる。更には、S-Dに数少ない破壊カードである《死者への供物/Offerings to The Doomed》とも連動している。ドローできずに手札がなくなっても何も困ることは無いのだ。


確かに、普通のデッキでしか使っていなければ、この効果は発動機会が無いだろう。
しかし、カードを見る場合にスタン系の視点からしか見ないのは大変おろかなことだ。それでは「使えない」で終わってしまう。

考察というものは単に使える使えないなんてどうでもいいことを結論付けるのではなくいかに使えるかを見る場所なのだ。
だから私は胸を張って言う、このカードは最高だ。

デッキサンプル

モンスター

魔法
上級
龍骨鬼
人造人間−サイコ・ショッカー
サイクロン
ハリケーン×2
レベル制限B地区×2
強奪
強欲な壺
光の護封剣
死者への供物×3
早すぎた埋葬
大嵐
天使の施し
非常食
抹殺の使徒
サンダー・ブレイク×2
リビングデッドの呼び声
激流葬
死のデッキ破壊ウイルス
聖なるバリア−ミラーフォース−
破壊輪
下級
同族感染ウィルス
魔導戦士 ブレイカー
キャノン・ソルジャー×2
サイバネティック・サイクロプス×2
ピラミッド・タートル×2
サイバーデーモン
リターン・ゾンビ×3
クリッター
デス・ラクーダ
魂を削る死霊