FOTB-JP046

誘発召喚

相手フィールド上にモンスターが特殊召喚された時に発動する事ができる。お互いは手札からレベル4以下のモンスター1体をフィールド上に特殊召喚する事ができる。

宿命の対決

普段ならこのようなカードは考察に上ることはあまりないのだが、このイラストを見た瞬間考察せずにはいられなくなってしまった。
それほどまでにファンを魅了する傑作だ。

 

効果

相手フィールド上にモンスターが特殊召喚された時に発動する事ができる。お互いは手札からレベル4以下のモンスター1体をフィールド上に特殊召喚する事ができる。

同じような感じで召喚できるカードはこれまでにもいくつか存在した。

ツーマンセルバトル 各プレイヤーは自分のターンのエンドフェイズ時に1度だけ、レベル4通常モンスター1体を手札から特殊召喚する事ができる。
ライバル登場! 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択する。選択したモンスターと同じレベルのモンスター1体を自分の手札から特殊召喚する。
ファミリア・ナイト このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、お互いのプレイヤーは手札からレベル4のモンスター1体を特殊召喚する事ができる。

だが、どれも似ているようでその内容は全くの別物。

まず、この誘発召喚は召喚できるモンスターが”レベル4以下”とこれまでのカードよりも召喚の自由度が増している。
レベル4以外からも呼び出せるので、マシュマロンといった耐性の強いカード、低級リクルーターなどのカードも呼び出すことができる。そのおかげで召喚に相手の”猛攻から耐える”ニュアンスを含ませることができるようになった。
相手ターンに死のデッキ媒体を繰り出す・・・なんて戦術も面白い。

しかし、このカードはファミリア・ナイトなどと同じく相手にも同じ効力を与えてしまう。
レベル4以下ということは逆に相手も召喚しやすい、ということだ。レベル4限定なら自分だけ狙って、ということもできるのだが・・・。
メリットとデメリット、果たしてどちらの影響が大きいのだろうか・・・。

逆に、このカードは発動に際する自由度はかなり限定されている。
まず、相手の”特殊召喚”をトリガーとする点。いくら特殊召喚が多いといっても、そうそう発動するチャンスは無い。
特に相手が虚無魔人なんかをプレイしている状況では絶望的だ。

また、その発動環境自体が不遇であるとも取れる。
サイバー・ドラゴンを軸に発動した場合、下手をすれば相手の場に3体のモンスターが並んでしまう。その状況で自分の手札からモンスター1体を召喚できたとしても有り難味は薄い。
さらにゴーズを軸に発動した場合、相手の次のターンでの猛攻を手助けしてしまいかねない。

 

使用するために

このように、なかなか素直に自分にプラスにならないカードなのだが、相手の手札が尽きた状態なら確実に自分にとってプラスに働くし、相手の場にモンスターをワザと呼び出してライトニング・ボルテックスで一掃する、なんて戦術もある。
どのような状況でも相手の流れに割り込んで召喚すれば何かしら相手を威嚇することはできるはずだ。
タイミングを見計らってレッツ誘発召喚!!