YDB1-JP001

ブリザード・ドラゴン/水/ドラゴン/1800:1000/4

相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択する。選択したモンスターは次の相手ターンのエンドフェイズ時まで表示形式の変更と攻撃宣言ができない。この効果は1ターンに1度しか使用できない。

氷竜

2007年はそれまで長らく存在しなかった水属性ドラゴンが立て続けに登場した年でもある。このブリザード・ドラゴンはまさにそんなカードの1枚だ。付属したDSのカードリストは糞な値段で中古屋に出回っているが・・・。

 

効蚊

相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択する。選択したモンスターは次の相手ターンのエンドフェイズ時まで表示形式の変更と攻撃宣言ができない。

差し詰め、”相手モンスター1体を凍らせる”といったところか。相手モンスターの表示形式に依存しないので、ロックとしての性能は優秀。常に同じモンスターを選択していれば、生き残っている限りはそいつを封じ込めることができる。ただ、生きたロックにそれほど安定性があるとはどうしても思えない。除去カードに対する耐性がなさすぎることもあって、長い目で見ることは難しい。
一度発動すれば、コイツ自身が場から消えてしまっても効果が失われないのは唯一の救いか。

あくまでも足止め程度に考え、その間にアイス・ブリザード・マスターなどで破壊してしまう構成のほうが無難だろう。水の精霊アクエリアとの組み合わせで守備状態で固めてしまう戦術なども考えられる。
アトランティスによって自分の場のモンスターのレベルを下げ、グラヴィティ・バインド−超重力の網−で一方的なロックをかけるデッキなんかでは需要があるかもしれない。

一方でアタッカーとしてはどうだろうか。現在下級水属性のアタッカーにはアトランティスの戦士や制限を解除されたアビス・ソルジャー、デュアル・ランサーの参入など、非常に良カードが揃っている状態なので、どこまでブリザード・ドラゴンが喰らいついていけるのかというのは微妙の一言に尽きる。
決して弱いカードではないのだが、周りの環境が悪すぎた。

総合的に見るとかわいそうなカードに見えてしまうが、生きたロックパーツとしていろいろと工夫のし甲斐はありそうだ。いろんなデッキで試してみると面白いだろう。