何をもって奇跡とするか
今回のパックで復活した『自他共の墓地から選択して蘇生させることができるカード』。死者蘇生のリメイクですが、チェーン効果のおがけで速攻魔法になっているため汎用性は高いかも(復活のところだけ見れば)。
効果
このカードはチェーン4以降に発動できます。
チェーン4といえば相手が先手を踏んだと考えると自分がカウンターしてそれに相手がカウンターし、更にその上でカウンターした状態です。
そのときに相手がチェーンしてこなければ、もちろん自分がそこを補わなければチェーンを連ねることはできません。
おまけに奇跡の蘇生は速攻魔法であることから、途中でカウンター罠を噛まされるとスペルスピードが追いつかないので最終的に発動できないことも多々あります。
◇使用するために
やはり基本的には相手を利用しなければ成し遂げることはできません。すべてを自分で補うとほとんどの場合「カードの使いすぎ」状態になってしまい、果たしてそこまでして復活させるメリットがあるのかという別の疑問が湧き出てきてしまいます。
効率よくチェーンを組むためにもゲームのポイントを抑え、相手がチェーンに乗ってくるところを見定めることが一番大切でしょう。
チェーン
チェーンをできるだけ組みやすくするための工夫(気持ち程度)。
:チェーン1:
ここでは相手に委ねるか、物理的にカードを消費しないモンスター効果の使用を考えておくと後のカードロスを抑えることができます。とはいえ普通にプレイしている状態でチェーンが起こればそれはそれでいいわけですし、予測しにくいのがチェーンなのでそんなに気張る必要も無いですが。
:チェーン2:
大体のチェーンがここで終わります。相手が発動してくれれば後はどのように3,4と自分が続けるかが課題となりますし、自分がここを抑えれば相手が乗ってくるかどうかが後のカード消費に大きく影響します。
:チェーン3:
ここに相手が乗ってくることは期待できません。自分で補う形を優先させて準備しておきましょう。
といろいろ書きましたが、結局のところ我々にできるのはチェーンを組みやすいように速攻魔法や罠、効果モンスターを工夫して選択することぐらいです。 相手の発動した大嵐にゴブリンのやりくり上手に非常食をチェーンすれば発動条件を満たせるのですから、そんなに神経質にならなくても大丈夫です。 軽い気持ちで狙っていきましょう。
デッキ構成
今回はチェーンブロックを作る効果モンスターの代表と速攻魔法、通常罠をベースに作成。
デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
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上級 ネフティスの鳳凰神 ブローバック・ドラゴン×2 |
イリュージョンの儀式×2 エネミーコントローラー×2 サイクロン スケープ・ゴート 奇跡の蘇生×2 強奪 月の書 早すぎた埋葬 大嵐 天使の施し 突進 非常食×2 |
ゴブリンのやりくり上手×2 リビングデッドの呼び声 激流葬 死のデッキ破壊ウイルス 聖なるバリア−ミラーフォース− 和睦の使者×2 |
下級 魔導戦士 ブレイカー マンジュ・ゴッド×3 月読命 クリッター ネフティスの導き手 見習い魔術師 聖なる魔術師 ダンディライオン サクリファイス×3 |