”暗黒界とは・・・”
なんて暗黒界の歴史から、最近暗黒界で流行のラーメン屋まで幅広く暗黒界について書かれている・・・かどうかはわからないが、少なくとも”墓地から蘇生する方法”については誰にでもわかるようにかかれているには違いない。ああ、読みてぇ。
効果
◇自分のエンドフェイズ時に手札枚数制限によって手札を墓地に捨てた場合、その中にモンスターカードが含まれていれば1体のみ自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
遊戯王でのディスカードフェイズはエンドフェイズの最も最後に含まれる。自分のターン終了時に手札が6枚より多いならば、多すぎる手札を捨て6枚に調整しなければならない。
せっかくのカードを捨てるのはもったいないといエコの精神か生み出されたのがこの暗黒界の書物。あまりに大雑把すぎてルール的に面倒くさい部分もあるだろうが、これはなかなか面白いカードだ。
このカードがあれば、例え初手で手札が上級モンスターで溢れ返ってしまったとしてもターン終了時に何かしら召喚することができる。召喚ターンには攻撃できないことになるので、相手ターンで奪われてしまうと悲しいものがあるが、場に出たと同時に何かしらアドバンテージを得れるカードや、もともと召喚酔いをする光帝クライスなんかと組み合わせてやれば、少なくとも損した気分にはならないだろう。
問題は1ターン目でこれを発動したとして、1、2ターンで暗黒界の書物以外のカードを全く使用しなかった場合にやっと起動できるという遅さだろうか。
このカードを使用するには、手札調整に結びつける必要がある。つまりそれはカードの節約であり、手札の増強を意味する。
序盤だけ使えるカードとして投入するのはあまりに悲しすぎるので、何らかの手札増強手段との組み合わせは必要不可欠だ。そのことを念頭に置き、デッキを考えてみたい。
まず、このカードで特殊召喚されるモンスターは”一度墓地に置かれる”ので生還の宝札と組み合わせることができる。
手札調整した状態から更にドローを行うため、厳密に言えばこの2枚を組み合わせることができる事実は”手札制限到達のための手札の増強”とは関係ないのかもしれないが、暗黒界の書物と生還の宝札というドローソース、そしてその上で安定供給を図ることができる暗黒のマンティコアとの組み合わせをプッシュする要因になることは間違いない。
これについては灼熱ゾンビや聖鳥クレインでも同等のことが言える。
カードの節約に関しては、最終的に手札アドバンテージを失わないスピリットモンスターや、墓地からカードを回収できるE・HERO オーシャン、神剣−フェニックスブレード、混沌の黒魔術師などが挙げられる。
混沌の黒魔術師は書物で召喚するためのモンスターとしても使えるのでかなり役立ちそうだ。
・・・誰も使わないとは思うが、ヒエログリフの石版で手札キャパを増量し、大量ドローに対応しつつも暗黒界の書物を殺さない戦術もある(これが無限の手札だと暗黒界の書物が死んでしまう)。
初めてヒエログリフが存在意義を醸し出した・・・これは歴史的快挙じゃないか!?と一人で騒いでみた。
デッキ構成
デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
---|---|---|
上級 神獣王バルバロス×2 混沌の黒魔術師 グラビ・クラッシュドラゴン 光帝クライス×3 暗黒のマンティコア×2 |
おろかな埋葬×2 サイクロン スケープ・ゴート 暗黒界の書物×3 光の護封剣 死者蘇生 生還の宝札×3 洗脳−ブレインコントロール 早すぎた埋葬 大嵐 抹殺の使徒 貪欲な壺 |
激流葬 聖なるバリア−ミラーフォース− |
下級 E・HERO エアーマン 灼熱ゾンビ 聖鳥クレイン×3 クリッター 召喚僧サモンプリースト×2 メタモルポット 金華猫 D-HERO ディスクガイ サイバー・ヴァリー |