CRYSTAL SEER
このカードが収録されたTAEVは数年ぶりにノーマルレアという枠組みが復活したパックだった。そして、収録された4枚のうちの1枚がこの水晶の占い師である。
かつて第3期の”ガーディアンの力”では多くのノーマルレアが排出されたが、その封入率の低さに需要と供給のバランスが取れなくなったことがある。この水晶の占い師も同じように世の中に出回っている枚数が少ないカードだ。
なんせ、ウルトラレアなら1箱に5種のうち3種はほぼ確実に入っているが、ノーマルレアは1箱に4種のうちよくて2枚、悪いときには1枚しか入らないのだからその差は歴然である。
効果
◇リバース:自分のデッキの一番上から2枚をめくり、その内の1枚を選択して手札に加える。残りはデッキの一番下に戻す。
下級の魔法使いモンスターは見習い魔術師で場に呼び込めるというメリットがある。それもセット指定なので、リバース効果なら申し分ない。これまでその枠のカードはモンスターを破壊する執念深き老魔術師や能力をコピーするものマネ幻想師が主だったが、ドロー効果を持ったモンスターはこれが初となる。
能力は手札を増やす単純なものだが、デッキの上の2枚から好きなほうを選べる。ただ単にデッキの一番上からドローするよりも効率がよい(そういえば氷結界の番人ブリズドといい、引きガエルといい、この枠のモンスターには似たような効果が多いのだろうか・・・)。
能力の柔軟性は戦闘を介さない分この3枚の中で最も高いといえるだろう。
ただ、このカードがあまり使われないのはやっぱり魔法使い族デッキで求められるものと少し違うからなんだろうなぁ。デッキスペースが余っているならば、調整用に1枚挿しておくとよさげ。