LE09-JP002

竜の騎士/炎/ドラゴン/2800:2300/7

自分フィールド上のカードを破壊する効果を相手モンスターが発動させた時、対象となったカードを墓地ヘ送る事で手札からこのカードを特殊召喚する事ができる。

ドラゴン・ナイト

LE09の4枚はすべてレベル7モンスターで構成されていた。
この4枚はそれぞれに癖を持ってはいるが、総合的な評価としては優秀なものが多い。その内容は世間的なメタという意味を含んでおり、この竜の騎士も恐らく”破壊ありき”という世間の流れに沿う形で作られたカードの1枚だ。

 

効果

自分フィールド上のカードを破壊する効果を相手モンスターが発動させた時、対象となったカードを墓地ヘ送る事で手札からこのカードを特殊召喚する事ができる。

相手が破壊しようとしたカードと摩り替わり手札から光臨する攻撃力2800のモンスターというのが竜の騎士のスタンスだ。
同じような効果には冥府の使者ゴーズが真っ先に思い浮ぶが、ダメージトリガーと破壊トリガーではやはり温度差がある。
確かに破壊というのはある種のセオリー要素ではあるのだが、例えば相手が突進&収縮を積んだ戦闘カウンタースタイルの場合や、神の宣告などのカウンタースタイル、強制脱出装置などのバウンススタイルをとっていた場合には、相手の破壊系カードと竜の騎士が出くわす可能性は極端に低くなってしまい、ただの生贄2体モンスターとして腐ってしまう可能性も多いにある。
これは本当に相手によるので、役に立たないと感じたらさっさとサイドと交換してしまうのもこのカードのポイント。もしくは、最初からサイド向きカードととも言える。

とは言え、最近は”ならずもの傭兵部隊”も規制緩和を受けたことだし、地砕きの使用頻度もある程度高いので活躍の機会は意外とありそう。

ちなみにこのカード、当然対象を取らない破壊では発動できないので注意が必要だ。

活用するために

相手のデッキに頼るといっていては話は前に進まない。ということである程度相手を誘導するスタイルをとっていきたい。 例えば、相手のデッキに破壊系のカードが多かろうが少なかろうが使わざるを得ない状況に陥らせてしまう戦術。 マシュマロンや魂を削る死霊など、戦闘で破壊されないモンスターを駆使すれば必然的に相手の破壊系カードを促すことに繋がるだろう。
上級モンスターを召喚したり、不要な魔法カードをワザとセットしてみたり、ロック系のカードをあらかじめ発動しておく、などということも有効な手段である。

このカード自体はアドバンテージを導くものではないのだが、竜の騎士を再利用できるギミックを積んでいても面白い。 例えば巨竜の羽ばたきと組み合わせれば、アドバンテージに早変わりし、同時に手札に戻ることで再利用にも繋がる。
ある種カウンター的なスパイスを持っている竜の騎士は、発動場面の状況においては自分にプラスになることも十分にある(例え見た目のアドバンテージが無かったとしてもだ)。
手札に戻して再び温存しておくのも決して悪くない選択肢だろう。

デッキ構成

それはあらゆるものが布石になる。

デッキサンプル:

モンスター 魔法
上級
竜の騎士×3
ホルスの黒炎竜 LV6×2
サイバー・ドラゴン×2
サイクロン
スケープ・ゴート
巨竜の羽ばたき×2
強奪
光の護封剣
洗脳−ブレインコントロール×3
早すぎた埋葬
大嵐
波動キャノン×2
封印の黄金櫃
抹殺の使徒
貪欲な壺
リビングデッドの呼び声
火霊術−「紅」
激流葬
聖なるバリア−ミラーフォース−
破壊輪
下級
爆炎集合体 ガイヤ・ソウル
D.D.アサイラント×2
ジェルエンデュオ×2
異次元の女戦士
ならず者傭兵部隊
業火の結界像
クリッター
N・グラン・モール
マシュマロン
魂を削る死霊