CSOC-JP061

魔法族の里(フィールド)

自分フィールド上にのみ魔法使い族モンスターが存在する場合、相手は魔法カードを発動する事ができない。自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在しない場合、自分は魔法カードを発動する事ができない。

魔法族の里

なんだかんだで魔法使い族専用のフィールド魔法は存在していなかったが、今回レア枠で登場したのがこの魔法族の里である。

 

効果

自分フィールド上にのみ魔法使い族モンスターが存在する場合、相手は魔法カードを発動する事ができない。
自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在しない場合、自分は魔法カードを発動する事ができない。

自分が魔法使い族をコントロールしているかどうかで、魔法カードをプレイできるプレイヤーが制限される。能力的にはモンスターの有無を境界線にしており自分と相手はタイトな条件に見えるが、実際はそうではない。相手モンスターを潰すリスクと自分がモンスターを召喚すればよいリスクはとても天秤にかけれるものではないだろう。

また、自分フィールド上に存在している魔法使い族によってその拘束力も大きく変化することになる。例えば、混沌の黒魔術師やお注射天使リリーがフィールドに存在している場合、こいつらを戦闘や魔法カード以外で破壊するのはなかなかしんどい。魔法使い族は上級モンスターの展開力に優れており、ブラック・マジシャンなんかを速攻で展開するだけでも影響力はかなり強いはずである。
一方で、自分への拘束力はとにかく低い。理由は上で述べたとおりだが、もう一つ、実は遊戯王の魔法使い族はそれほど魔法に依存していないという事実が挙げられる。
ディメンション・マジックやマジシャンズ・クロス など、専用カードと呼べる魔法カードは多数存在しているが、実際にデッキを組んでみると使用する魔法カードの量は他族の専用デッキと大差ない。それよりもモンスターの効果で魔法、罠、モンスターの破壊やデッキ、墓地等からの特殊召喚など必要な要素をすべて抑えることができることからも、どちらかというと効果に依存している面が大きいように思える。

これらのことから、魔法族の里はかなり使用者寄りの能力である、ということが伺える。

デッキの方向性

通常の魔法使い族デッキにぶち込むだけでも十分に強力なフィールド魔法だが、せっかくなのでそれ以外の活用法を考えたい。例えば、罠の制限を行う黒の魔法神官とのコラボはかなり面白いデッキが作れそうである。
それ以外にも、ここらで
黒魔導の執行官登場時に構想の提案自体はされているが大して使われないマジシャンズ・バーンを再構築してみるのも面白そうだ。
ロックバーンなら場にモンスターを確保しやすいし、相手に魔法を使われない恩恵も非常に大きいのでこのフィールドとは実にマッチしていると言えるだろう。

デッキ構成

デッキサンプル:

モンスター

魔法
上級
ブラック・マジシャン×2
黒魔導の執行官×2
テラ・フォーミング
ディメンション・マジック×2
マジックブラスト×2
レベル制限B地区
悪夢の拷問部屋
光の護封剣
死者蘇生
早すぎた埋葬
波動キャノン×3
魔法族の里×3
連鎖爆撃
おジャマトリオ
グラヴィティ・バインド−超重力の網−
ブロークン・ブロッカー
拷問車輪×3
魔法の筒
下級
熟練の黒魔術師
プリーステス・オーム×2
マジシャンズ・ヴァルキリア×3
連弾の魔術師×2
黒魔導師クラン×2
召喚僧サモンプリースト×2