パウン
ワームの侵攻!!で登場したフレムベルシリーズのサーチカード。サルのような顔だが炎族。
効果
◇このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから守備力200のモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。
なんで属性指定でもなく名前指定でもなく守備力指定なのかというと、実はフレムベルは守備力200のモンスターが非常に多いから。これは第1弾の頃からの傾向なのだが、私はこのような形で指定があるまでまったく意識できていなかった。
恐らく、他のシリーズと比べてインパクトが薄いことを考慮した独自の路線なのではないかと思われる。
フレムベル内で対応しているのはフレムベル・マジカル、フレムベル・ドラグノフ、フレムベル・アーチャー、フレムベル・パウンの4枚。現存するフレムベルの半分以上をこのカードでサーチすることができる。
しかも、この4枚がすべてレベル別に存在しているため、シンクロ召喚の調整が非常に行いやすいというメリットがある。4枚のうち2枚がチューナーそのものであるということも大きい。
炎属性枠で見ると逆巻く炎の精霊、きつね火、デコイドラゴンがこれに対応している。
ところで、守備力指定のメリットはその活躍がシリーズの枠に留まらないことに他ならない。組み合わせがカチ合えばシリーズの枠を飛び越えて他のデッキに迷い込む可能性も十分にありえる。他属性で守備力200を模索してみた結果を以下に示す。
◇守備力200モンスター例
光属性:ライトロード・マジシャン ライラ、ライトロード・エンジェル ケルビム、ハネクリボー、幻影の妖精、次元合成師、ワーム・アポカプリス、メンタルマスター、ジェネクス・パワー・プランナーなどが該当。
ライトロードは主要の2枚が対応していることから特に挿しやすいアーキタイプといえるだろう。他にもワームやジェネクス、サイキック族など、タッチできる可能性のあるシリーズも多数見られる。
闇属性:魂を削る死霊、金華猫、クリボー、ツイン・バレル・ドラゴン、異次元の生還者、ダーク・クルセイダーなど。
除外系のダークデッキで使えそうな予感。
地属性:チューン・ウォリアー、X−セイバー エアベルン、マジック・ストライカー、ヘルポーンデーモンなど。
数はそれほど多くないが有力なチューナーが混じっている。
水属性:軍隊ピラニア、オイスターマイスターなど。
あらら、数が少ない。水属性+火属性は氷炎の双竜の登場で一応のデッキは組めるようになったが、全体的に活躍するにはまだまだカード不足か。
風属性:女忍者ヤエ、ウィンドフレーム、ダンシング・エルフなど。
・・・ダンシング・エルフサーチして一人で騒ぎたい。ウィンドフレームはアタッカーだが、わざわざサーチすべきカードなのかは疑問。
とまぁ、中にはあんまりなものも多いが、特定のカードをメインとして扱うことがあるならばサーチカードとして挿してみてはいかがだろうか。3〜4種類のシリーズをごった煮で詰め込んでみると思いのほか楽しいデッキが仕上がるかもしれない。