金竜
金の竜に乗った天使族モンスター。最近の行き過ぎ傾向が強い書籍付録系から比べると、かなりおとなしい印象がある。
効果
◇1ターンに1度、相手の墓地に存在するドラゴン族モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
相手の墓地からリアニメイトシリーズ。天使族⇔ドラゴン族ということで、デッキの統率を取り難くなっていることはもちろんあるのだが、実際に相手がドラゴン族を使うって場面はどれぐらいあるのだろうか。
アンデットワールドのような万能カードがない限り、効果を発動できる可能性は完全に置かれている環境に依存することになる。
このカードが登場した2008.8現在で多用されるドラゴン族といえば、レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン、光と闇の竜、ダーク・アームド・ドラゴン、ダークエンド・ドラゴン、レッド・デーモンズ・ドラゴン、スターダスト・ドラゴン等が挙げられる。
ただ、ライダーやダムドはこの方法では特殊召喚できないので対象からは外されるため、後はどんなデッキでも使用される可能性があるシンクロモンスター類に絞られることになる。
相手が正規でシンクロ召喚を行い、それを墓地に送った上で初めてこちらがコントロールを奪うことができるあたり、幾分受身的な気もするが、土壇場での逆転劇は期待していい。
◇のカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手は表側表示で存在する他の天使族モンスターを攻撃対象に選択する事はできない。
上が開いて依存なのに対して、こちらはちゃんと自分で活用することができる。
下級の天使族は天空の使者 ゼラディアスを除けばダーク・ヴァルキリアや智天使ハーヴェスト1800が上限で、ウィクトーリアもその並びに存在している。同系の他のモンスターを守るカードの中ではスペックはなかなかのものである。
ウィクトーリアは2体並べて完全なロックを作ることができるので、そのロックで豊穣のアルテミスや天空聖者メルティウスを守るのが主流の使い方になりそうだ。
デッキ構成
デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
---|---|---|
上級 The splendid VENUS アテナ×2 |
サイクロン 死者蘇生 神の居城−ヴァルハラ×2 早すぎた埋葬 大嵐 天空の聖域×2 貪欲な壺 |
キックバック×3 デストラクション・ジャマー×2 激流葬 神の宣告×3 天罰×2 八式対魔法多重結界 魔宮の賄賂×3 |
下級 天空の使者 ゼラディアス ウィクトーリア×3 豊穣のアルテミス×3 天空聖者メルティウス×2 ヘカテリス オネスト×3 |