遊戯王☆SELF-DISINTEGRATION
ビートダウンでエクゾディアを揃える
＜趣旨＞
エクゾデッキをいつか作ってみたいと考えていたのだが、そのコンセプトが決まらずに見送り続けてきた。私らしいエクゾデッキはなんだろう？そう考えたときにたどり着いたのがこのビートダウンである。
ビートダウンデッキ自体は非常にポピュラーなジャンルであるが、エクゾデッキで殴り勝ったというパターンはあまり見たことが無い。非常に作成意欲がわくコンセプトであった。
しかし、いざ作ろうとするとなかなか難しいものである。今回はそんな試行錯誤の上のデッキであるために、いかんせん不完全な部分もあるかもしれないが、最後まで見守っていただけるとうれしい。＜製作経路＞
・アタッカー
さて、ビートダウンというからにはアタッカーが必要である。幸いエクゾには冥界の使者と呼ばれるリクルーター能力を兼ね揃えた攻撃力１６００のアタッカーが存在した。問題はその他のアタッカーだ。攻撃力１９００のノーマルモンスターを加え、エクゾパーツを工場で回収する場合のサポートに使うという戦術もあるにはあるのだが、ベタで面白くないとも感じた。
そこでノーマルモンスターは最低限に抑え（なんだかんだで量産工場が便利なのは否めない）その他のギミックを考えてみることにした。・リクルーター
上でも登場したようにレベル３以下のノーマルモンスターには冥界の死者というリクルーターが存在する。これは３枚積みが可能で非常に便利なカードだ。そのほかにもクリッターやリクルーターのリクルーターである召喚僧サモンプリーストも注目に値するところである。
また、今回のこのデッキにはリクルーターが非常に重要なポジションを持つ工夫を導入した。
それがリクルーターを循環させる行為である。リクルーターを循環させればパーツ補充とと攻めを同時に行えるはずである。問題はその方法だが・・・。
| モンスター | 魔法 | 罠 |
|
上級 ギルフォード・ザ・ライトニング デーモンの召喚 雷帝ザボルグ
下級 |
サイクロン ブラック・ホール 闇の量産工場×３ 強奪 強欲な壺 光の護封剣 死者転生×２ 手札抹殺 浅すぎた墓穴×３ 早すぎた埋葬 大嵐 抹殺の使徒×２ |
リビングデッドの呼び声 激流葬 万能地雷グレイモヤ 炸裂装甲×２ |
＜デッキ解説＞
今回の大穴は闇の量産工場、手札抹殺、浅すぎた墓穴の３枚だ。
闇の量産工場はいつものように存在しているが、モンスターを見てみるとノーマルモンスターの数が少ないことがわかる。なのになぜ３枚積みなのだろうか。これは使う機会が多いことを示しているだけでなく回収手段の必要性の高さも示しているといえよう。その理由は追って説明していこう。
手札抹殺。え？エクゾ揃えるのに抹殺使うの？と疑問に思われた方も多いかもしれない。これはこのデッキがビートダウンとのミキシングビルドであることが原因である。
相手とフィールドで争う以上、当然相手に負いこまれることもあるわけである。そんな時に限って手札にパーツしかないなんてことももちろんあるだろう。
そこでプレイヤーは妥協せざる終えなくなる。集めたパーツを捨てる勇気。それをプレイヤーに問うのがこのカードなのだ。
・・・なんてかっこよく書いたが、実際は中盤で捨てても後に闇の量産工場で回収できるのでたいした問題は無かったりする。むしろ一度手札にパーツが集まっていれば抹殺で引きなおしてもパーツが手札に来る可能性がなくなるため、一気にビートダウン思考に切り替えることができる。
ようは最終的に手札に揃うか、殴り勝てればよいのだ。
浅すぎた墓穴。復活させるのはもちろんリクルーター関係。一見デメリットが多いようで、やっぱり多い・・・。そのために抹殺の使徒を積んでいるわけだが、それでも心配。
そこでギルフォード・ザ・ライトニングなんてカードを引っ張り出してきた。こいつと墓穴とのコンボは有名であるが、それでも注意しておきたいのが相手のモンスターの種類だ。相手がリクルーターを復活させてきたときは相手の手札が肥えてしまうので、ちゃんとそれぞれにあった対処の仕方を頭においておこう。
場にはギルフォード、相手の場は全滅、手札にはエクゾが揃いつつあるとすれば相手はあせること請け合いである。
そんなわけでエクゾ。結構無理な構成だが、それなりにビートダウンできた。
試験的に対戦したのだが、自分のライフが１００、相手が６００、相手の場にはアームド５がいるという運命のターンに量産工場を引きエクゾ光臨！！という漫画のような試合ができたのでデッキ的には成功か？とも思ったり。
やはり中盤で手札抹殺で妥協したのが効いた（エクゾパーツが４枚もあったのに・・・）。勝ちたければ妥協すべし。そんなシュールなこのデッキ。
でもやっぱりエクゾデッキの中では微妙な気がしてしまう。