遊戯王☆SELF-DISINTEGRATION

ホワイト・ホーンズ・ドラゴンの特殊な活用法を考える

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＜趣旨＞
今回はホワイト・ホーンズ・ドラゴン（以下ホーン）の特殊な使い方を考えたい。単体で使用しても十分な威力を発揮するが、専用デッキを考えてみるのも面白いかなと。

＜製作経路＞
このカードは魂の開放と同じような効果を持っているため、その効果を十分に発揮したい。そこでまず、次のようにテーマを上げてみた。

１、相手の墓地に魔法カードを送るには？
２、相手の墓地を無くすことでたどり着ける勝利とは？

１、相手の墓地に魔法カードを貯めるには相手が魔法を使うか、デッキから送るか、コストとして使わせるといったところがセオリーである。やはり自分が損をしないためには相手のデッキから直接魔法カードを墓地に送ってやりたいところ。ヴァロンなどを使ってちまちま送っていくことも出来るが、戦闘ダメージを与えるごとに1枚送るのでは非常に効率が悪い。
そこで、誰もが使いそうにないマイナーカードを引っ張り出してみる。それが『魔法除去細菌兵器』である。もっとも、このカードには非常に問題のかかるコストが付きまとう。それをどのように確保するかが大きな課題となる。

２、これはずばりあのカードのことを指す。『現世と冥界の逆転』である。最近はトランスで問題視されていたカードだ。


ということで今回は『ホーンと魂の開放をフルで使い、逆転を目指すデッキ』にする。

＜上記の問題の解決法＞

解決用ギミック　ビーストの展開能力

『魔法除去細菌兵器』のコスト確保に上げたのがこの戦術である。細菌兵器は場のモンスターを生贄にした分だけ相手のデッキから魔法カードを墓地に送ることができるが、それにはトークンが使用できない。
そこで『レスキューキャット』を用いることにした。このカードは生贄にするとデッキから獣を2体場に召喚できる効果を持っている。これだけなら1体増えただけだが、獣には他にも展開力を持ったカードがあるのだ。『素早いモモンガ』は戦闘で破壊されるとデッキからモモンガを2体場に出せるし、『ハイエナ』も同じように戦闘で破壊されるとデッキから2体出すことができる。
つまり、『レスキューキャット』で『モモンガ』『ハイエナ』を1体ずつ召喚し、自爆すれば場には4体ものモンスターが一気に揃うことになる。
また、『魔法除去細菌兵器』を含むビースト展開は自分の墓地を肥やすことができ、『現世と冥界の逆転』の条件を満たすことにも一役買ってくれる。

＜デッキ解説＞

「使いたいときに使いたいカードを」を考え、タイムカプセルを投入。デッキの形的にはトランスやドローゴーといった形ににているのではないかと思う。
罠カードが多いため、ショッカーなどを出された場合は困るのではないかと懸念されそうだが、ビーストの展開力とホーンの攻撃力増加を上手く利用すれば先頭で勝利することは容易である。
『王宮のお触れ』を3枚積まれた場合は辛いものがあると思うので、その場合は罠に対しカウンターできるカードや破壊できるカードを追加することが必要になるだろう。

手札抹殺は墓地を貯めるほか、逆転後に相手のデッキを無くすときにも重宝される。

＜使い方＞

プレイヤーはグラヴィティ・バインド−超重力の網−や光の護封壁を使いロックを掛けることになる。そしてその中でビーストを展開し、細菌兵器を発動。自分の墓地にカードがたまり、相手の墓地に魔法カードがたまるのをじっくりと待つ。
その間にタイムカプセルなどを使い、『現世と冥界の逆転』を手元に持ってきておく。そして自分の墓地にカードがたまれば準備は完了する。
その頃には手元にホーンや魂の開放がいくらか貯まっているはず。まずホーンを召喚し相手の墓地から魔法を取り除く（生贄確保用に強奪が含まれているほか、墓地からの召喚でも効果を発動できるため、埋葬も取り入れている）。
次に手札の『魂の開放』を使いホーンで除去できなかったモンスター、罠を取り除く（戦闘の機会が少ないデッキなので相手の墓地にはそれほど罠やモンスターは貯まっていないと思われる）。
そして相手の墓地が0に近づいたところで現世と冥界を逆転させる。メタモルや手札抹殺を使うことで簡単に相手のデッキを切れさすことができる。そのままロックで耐えてもすぐに決着は着きそうであるが。

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このデッキはトランスほどの凶悪さがなく、かつ逆転を有効に使えるデッキとして考えてみた。決して1キルではなく、超マイナーカードを使うことで相手もゲームを楽しめるというのが最大の特徴ではないかと考えている。
もっと、より強くしていくことも十分可能だろう。

そういえばデッキ名を考えていなかった。単純にホーンと現世と冥界の逆転をかけて・・・白角転位。

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