G5-02

ビッグ・シールド・ガードナー/地/戦士/100:2600/4

裏側表示のこのモンスター1体を対象とする魔法カードの発動を無効にする。その時、このカードは表側守備表示になる。攻撃を受けた場合、ダメージステップ終了時に攻撃表示になる。

大きな盾の守護者の下で

GBAソフトの特典カードとして登場したこのカード。だが、その中では再販に恵まれている1枚である。
特にアルティメットレアとして採録される際に”そのままのイラストでは見栄えが良くない”との理由から、イラスト全体に修正が加えられている。特に大きな変更点はないが、髪や筋肉などに線が増え、より凹凸が目立つようになった感じだ。
その中でもインパクトがあるのはなんといっても表情の変更。目が強調されるようになったことで、より強固そうな雰囲気を出すことに成功している。

効果

裏側表示のこのモンスター1体を対象とする魔法カードの発動を無効にする。

裏守備状態で最も警戒すべきカードといえば、何をおいても”抹殺の使徒”に他ならない。
一瞬で守備モンスターをあぼーんするあのカードに泣かされたプレイヤーも多いことだろう。最近は制限のランクも変動し、ますます需要が増えるであろう1枚である。このビッグ・シールド・ガードナーは、そんな調子に乗っているカードに対して効果を発揮、無効化する。
また、その他には同系のシールドクラッシュや、クロス・ソウルなどに対して有効に働くことができる。

だがこの効果には欠点があり、表になってしまった時点でカウンターダメージを狙うことができなくなってしまう。
ダメージをとるか、相手の魔法カードを紙にするか、2者択一を迫られることになるのである。もっとも、コントローラー自身に選択する権利は無いのだが。

攻撃を受けた場合、ダメージステップ終了時に攻撃表示になる。

圧倒的な守備力を持ち、帝クラスのモンスターでさえ凌駕するビッグ・シールド・ガードナーだが、この時代の優秀モンスターにデメリットがつかないわけがなかった。
攻撃力はわずか100しかないために、大きなカウンターダメージの後には大きな戦闘ダメージが待っている。
おかげで相手モンスターが沢山展開されている環境ではあまり守りに関して有効には働かない。
少ないチャンスをどのようにして利点に変え切り抜けるか、ということができなければ、戦闘によっては介されないカードたちに遠く及ばず、このモンスターの存在価値は無い。
デッキ全体をロック仕様にし、レベル制限B地区などを展開しておけばこれらの被害は防ぐことができるが、ロックデッキならそもそもビッグ・シールド・ガードナーを投入する必要が無いのが実際のところだ。なので表示形式を変更したいならば重力解除や進入禁止!No Entry!!を活用したほうがいいだろう。

このカードと戦闘で破壊されないモンスターとの決定的な違いはカウンターダメージ。そんな違いを明確且確実に利用することが出来るカードがクロスカウンターである。

クロスカウンター
攻撃された守備表示モンスターの守備力が、相手攻撃モンスターの攻撃力を越えていた場合、相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
ダメージ計算後にその攻撃モンスターを破壊する。

攻撃表示になってジャマだと感じたらカオス・バースト地霊術−「鉄」で処分してしまうのも手。

扱いにくいモンスターではあるのだが、荒野の女戦士なども含め、いろいろ応用が利く楽しいカードなので、いろんな工夫を試してみよう。

最後に一言。
”腐っても遊戯のカードですから!!”