DT01-JP012

氷結界の術者/水/水/1300:0/2/チューナー

このカード以外の「氷結界」と名のついたモンスターが自分フィールド上に存在する限り、全てのレベル4以上のモンスターは攻撃宣言をする事ができない。

オサレヒゲ

よくよく見るとダンディな顎鬚を生やしているマッチョなおっちゃん。氷結界シリーズは登場した3枚すべてがレア使用でその敷居の高さが伺えるが、この氷結界の術者も銀レアでありながらなかなか強力な1枚だ。
どれほどかといえば、いつも変態?カードしか要望しない私がこれをシングルで買うときに、お前がこんなまともなカードカード買ってどうする!と店員に突っ込まれたほどである。

 

効果

このカード以外の「氷結界」と名のついたモンスターが自分フィールド上に存在する限り、全てのレベル4以上のモンスターは攻撃宣言をする事ができない。

かつてのお手軽ロックカードのグラヴィティ・バインド−超重力の網−は制限送りになり、ロックという文化は廃れてしまった。
そんな中、だったらより入れ替わりの激しいモンスターにその役目を負わせたらいんじゃね?ということで考えられたのがこの氷結界の術者である。
ここでのチョイスが水属性モンスターであったというのも偶然ではないのだろう。ひどく限定的だがストラクチャーデッキでアトランティスとバインドを組み合わせたロックが収録された時点で水=ロックの考え方は確かに存在していたのである。
だが実際に水での実用的なロックカードは存在しておらず、このモンスターの登場は属性の観点からも大きな一歩といえるに違いない。

このカード、効果自体はデッキを選ばず大活躍できる部類なのだが、効果を発動するにはフィールドにこのカード以外の「氷結界」が存在している、という誓約が付いている。
現在存在しているのは
氷結界の龍ブリューナク、氷結界の術者、氷結界の番人ブリズド の3枚。シンクロのブリューナクは置いておいて、後の2枚はそれぞれグリズリーマザーでリクルートすることができるため場にそろえることは比較的簡単だ。
ただ、このギミックを含むおかげで結局デッキが水属性に傾いてしまうことになり、活躍の場を狭めてしまっているのはまことに残念である。
純粋にロック効果を優先させて展開したいのであれば、地獄の暴走召喚なんかと絡めることになるだろうか。

さて、ロックカードとして非常に注目されている氷結界の術者だが、その活躍はただのロックに留まらない可能性がある。そうさせるのは水属性水族モンスターを強化するフィールド魔法”湿地草原”の存在。このフィールド魔法を張っていれば氷結界の術者はレベル2のロック効果を持ちながら攻撃力2500の強力モンスターへと姿を変える。
上級モンスターの行動を抑えながらこの高い攻撃力はまさに一方的な威圧。システムモンスターに高い攻撃力を持たせて攻撃というのはリスクが高いのも事実だし、こんな壁がいるならロックなんていらないだろ、という思いも少なからずあるわけで、この特殊な状況を活用してどの様なデッキを組むことができるのか、というのは大変興味深いところである。
一番身近で確実なのは文字通りカエルと絡めたデッキだろう。序盤ではロックモンスターとして活用し、死の合唱を発動した後はアタッカーとして攻撃を加える。うん、きれいだ。

チューナー

自身の効果でも強力なのに、このモンスターはチューナーでもある。サーチできる水属性チューナーにはウォーター・スピリット も存在しているものの、氷結界の龍ブリューナクを召喚するには氷結界の術者経由の2+4の方が段取りを組みやすいだろう。
サルベージで回収できるチューナーとしても抑えておきたい。

デッキ構成

デッキサンプル:

モンスター

魔法
上級
デスガエル×3
サイクロン
サルベージ×2
テラ・フォーミング
レベル制限B地区
我が身を盾に×2
死の合唱×2
死者蘇生
湿地草原×3
早すぎた埋葬
大嵐
地獄の暴走召喚
貪欲な壺
フロッグ・バリア×2
激流葬
聖なるバリア−ミラーフォース−
下級
アビス・ソルジャー×2
グリズリーマザー×3
氷結界の術者×3
貫ガエル×2
氷結界の番人ブリズド×2
イレカエル×3
黄泉ガエル