多重定義
機械族は融合カードに恵まれている。
かつてパワー・ボンドという専用融合カードが登場したにもかかわらず、今度は社会現象にまで陥ってしまった融合カードを登場させてしまったのだから。
願わくばこういった強力カードをいろんな種族に目を向けて出してもらいたいものなのだが・・・。
2006年の遊戯王を震撼させた、まさに一世風靡のカードだったが、登場後10ヵ月後にようやく制限カードとして落ち着くことになった。
これからは乱用ではなく切り札級カードとしての自覚を持って使われて欲しいものだ。
効果
◇自分フィールド上または墓地から、融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、闇属性・機械族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)
◇対応モンスター
■迷宮の魔戦車
■ガトリング・ドラゴン
■キメラテック・オーバー・ドラゴン
■鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン
発売から1年が経過しようとしている現在(2007.4.19)でさえ、対応カードは4枚しかない。
しかし効果を持った3枚は特に強力でこれらがあるだけでこのカードの存在意義はまかり通ることになる。
特にキメラテック・オーバー・ドラゴンとの流れは鬼神のごとき働き。主な流れは未来融合の対象としてキメラを選び、20体近くの機械族モンスターを墓地に送った上でオーバーロードを発動させる。
未来融合とオーバーロード、2枚のカードが手札にあるだけで1ターン目から攻撃力が万を超えるモンスターが出現してしまうのだから、どれだけ環境が狂うことになったのかは想像に難くない。
これにガトリング・ドラゴンも対応させ、3つ目の融合カードとして次元融合を加えた3Fと呼ばれるデッキが当時の環境で完成されている。
一度制限になってしまうと見かけることが非常にまれになってしまうカードなので、これからは各融合モンスター専用デッキでがんばっていただこう。
デッキ構成
デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
---|---|---|
上級 リボルバー・ドラゴン 人造人間−サイコ・ショッカー ブローバック・ドラゴン サイバー・ドラゴン×3 マジック・キャンセラー |
オーバーロード・フュージョン×3 ハリケーン×3 ビッグバン・シュート×2 リミッター解除 大嵐 次元融合×3 手札抹殺 早すぎた埋葬 天使の施し 魔法石の採掘 未来融合−フューチャー・フュージョン×3 貪欲な壺 |
威嚇する咆哮×3 和睦の使者×2 |
下級 魔装機関車 デコイチ×3 メタモルポット デビル・フランケン×3 |