人はその効果を不可能と位置付けるが・・・

社会的引きこもりに甘えていると怒鳴りつけても意味が無いように、条件の難しいカードに使えないと投げ掛けても何の解決にもならない・・・ ということで意地でもコイツを使ってやろうという企画。
ところで、究極完全態・グレート・モスといえばDM2特典カードで最強のレアリティを誇るカードである。当時これをもっていた友人はうらやましかったものだ（もちろん、これに苦しめられた記憶はないが・・・）。自分が手に入れたのは当然再販もの。

　

効果

◇「進化の繭」を装備して（自分ターンで数えて）６ターン後の「プチモス」を生け贄に捧げる事で特殊召喚する事ができる。

遊戯王界の古株ギミック”進化の繭”によって召喚できるモンスターはラーバモス、グレートモス、究極完全態の3枚。中でも究極完全態は6ターンと、最強の難易度を誇っている。
ゲームスピードがどんどん上がり、後攻1ターン目で詰むような環境で自分ターン×6は正直”永久”ぐらい長い。

進化の繭/地/昆虫/0:2000/3
手札から装備カード扱いとしてフィールド上に表側表示で存在する「プチモス」に装備する事ができる。装備した場合、「プチモス」の攻撃力と守備力は「進化の繭」の数値を適用する。

まず最初の障害として、プチモスに進化の繭を装備する過程を踏む必要がある。
通常モンスターでレベル1のプチモスはワン・フォー・ワンで特殊召喚できるほか、同姓同名同盟による展開、闇の量産工場による回収、黙する死者でのリアにメイトなど、当時に比べてかなり扱いやすくなっている。
装備魔法は表側表示にしか装備させることができないので、当時はいったん攻撃表示で召喚し、進化の繭をつけることで攻撃力が0になったプチモスをどうするか？というのも大きな課題であった。下に記述しているが、つまずき や聖なる輝きで補うのは今考えるとなんとも効率が悪い・・・。

その次に問題になるのが6ターンの維持だ。最近は窮鼠の進撃や無視加護、大樹海などの専用サポートはもちろん、くず鉄のかかし、進化する人類といったさまざまなアプローチでフォローできるようになったので、昔ほど問題ではない。
また、カウンター+昆虫という一見組みにくい構成も、ナチュルシリーズの出現によってそれほど敷居が高い構築ではなくなっている。

こういった要素を駆使すれば、現代に究極完全態・グレート・モスを光臨させることができるはず。ただ、召喚後のフォローまで考えていられないのは今も昔も変わらないのだけれど・・・。

デッキ構成

デッキサンプル：

モンスター	魔法	罠
上級 究極完全態・グレート・モス×3	サイクロン ナチュルの森 ワン・フォー・ワン 光の護封剣 死者蘇生 大樹海×2 封印の黄金櫃×2 無視加護 黙する死者	くず鉄のかかし×2 デストラクション・ジャマー×2 リビングデッドの呼び声 神の宣告 聖なるバリア−ミラーフォース− 魔宮の賄賂×3
下級 ナチュル・ホーストニードル×2 共鳴虫×2 砂漠の守護者 ゴキポン ナチュル・バタフライ×3 プチモス×3 ダーク・バグ 進化の繭×3

旧デッキ構成