緑
赤、黄に並ぶ3大歯車の1枚、グリーン・ガジェット。最大の特徴はこの黒電話みたいなスタイルである。一説には古代インカ帝国の遺産だとか、気象衛星ひま○りの一部に使われているとか、そういったうわさもある・・・わけないやん。
ガジェットはLEで登場しており、原作では表遊戯が使っていた低級モンスターで、言わずと知れた日本遊戯王界に長らく君臨した最強デッキの動力源であった。元々はファンデッキだったが、じわじわとその実用性が高められていった遊戯王にはめずらしいパターンである。
今回はそんなガジェットからこのグリーンをピックアップし、ぐだぐだと話を進めておこうと思う。ちなみに、例のごとくまともに考察される可能性は少ない(無駄にグリーンに言及する可能性はある)ので、ガジェットデッキを考えている人は残念な結果になるかもしれない。
かしこ。
グリーンに言及する
グリーン・ガジェットはガジェットの中で最も攻撃力が高い1400というスペックを誇っている。素でリクルーターとタイマンを張れるのもそうだが、これら微妙な攻撃力の差は突進や収縮、リミッター解除といった攻撃力にダイレクトに反映される魔法カードと組み合わせて使われるガジェットにとって密接に関わってくる問題で、例えば同じリミッター解除でも黄だと帝クラスと相打ちだが、緑だと混沌の黒魔術師を潰すことができる。この差はやはりでかい。
ガジェットは欲しいタイミングで必ずしも狙った色を出せるわけではない。だが、我慢すれば少なくとも2ターン後には撃破を再現できるのもまたガジェットだからこそである。
関連カードとしては古代の機械巨竜、古代の機械合成獣
、起動兵士デッドリボルバー、機動砦
ストロング・ホールドなどが存在している。
古代の機械巨竜に装着すると貫通、古代の機械合成獣
に装着するとパンプアップを得れることから、グリーンの性質を考慮すると・・・共通点がなさすぎてやっぱり何もいえない。
◇このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから「レッド・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。
そんな緑によってサーチできるのはガジェットで2番目のスペックを誇る赤。よくよく見てみるとガジェットは別段信号機に肖った繋がりとか全然持ってないのね。流れとしては緑→赤→黄と信号機とは反対の変化で、攻撃力はだんだん下がりなのか。
いや、だからなんだってことはないんだけど。
一応載せられている基本戦術
ガジェの基本戦術。「出しては殴る。」
┏グリーン・ガジェット召喚→レッド・ガジェットを手札に補充
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┣レッド・ガジェット召喚→イエロー・ガジェットを手札に補充
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┣イエロー・ガジェット召喚→グリーン・ガジェットを手札に補充
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┣グリーン・ガジェット召喚→レッド・ガジェットを手札に補充
┃
┣レッド・ガジェット召喚→イエロー・ガジェットを手札に補充
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┣イエロー・ガジェット召喚→グリーン・ガジェットを手札に補充
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┣グリーン・ガジェット召喚→レッド・ガジェットを手札に補充
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┣レッド・ガジェット召喚→イエロー・ガジェットを手札に補充
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┗イエロー・ガジェット召喚→以下、貪欲で回収してループ
このように次々と召喚、手札補充していくことで手札のモンスター切れを防ぐ。召喚したガジェットは頼りない下級モンスターなので相手モンスターを魔法、罠によって除去していく必要がある。
モンスターの確保は約束されているので、プレイヤーは除去に気を張っておけばよい。
そうした攻防を繰り返し、相手モンスターをことごとく破壊していけば、やがて相手はモンスター切れを起こす。そこにつけ込んで攻撃していくのがガジェの基本スタイルとなっている。
初めてガジェットと対戦した人いわく、”なぜかわからないけど、気が付くと負けている”らしい。序盤に瞬殺されるのではなく、じわじわとボディブローのように効いてくるのがガジェットらしさである。もちろん、機械族なのでキメラやサイバー・ツインとの組み合わせも優秀で、1キル要素をデッキに含ませることも簡単にできた。
除去系のカードとしては地砕き、地割れ、炸裂装甲などポピュラーなものはもちろん、常にアドバンテージを得れる点から、死者への供物といった通常使われないものも使用される。
一応載せられているデッキ構成
その他バリエーションはガジェット参照。
デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
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上級 虚無魔人×2 風帝ライザー |
サイクロン リミッター解除 月の書×2 死者への供物 死者蘇生 収縮×2 大嵐 地割れ 地砕き 突進×2 抹殺の使徒 貪欲な壺×2 |
王宮の弾圧×3 激流葬 魔宮の賄賂×2 聖なるバリア−ミラーフォース− 奈落の落とし穴×2 強制脱出装置×2 |
下級 闇竜の黒騎士×2 グリーン・ガジェット×3 レッド・ガジェット×3 イエロー・ガジェット×3 ピラミッド・タートル×2 N・グラン・モール |