イラストは非常に丁寧というか、凝ったものになっていてアームド10→7の様子が描かれています。『あっ、そうそう。往年のレベルダウンのイメージはそんな感じ』という印象です。

最後に、『！？』って"使った本人もビックリドッキリなんでやねん"かよ！とツッコんでおく。

＜効果＞

う〜ん、そこまでの存在意義が無いレベルダウン。しっかり使いどころを考えておかないと不利になることも。

このカードを使えばレベルモンスターを退化（その際のレベルは自由）させることができます。意味合い的にはレベルアップ！の反対の効果ですが、レベルアップ！でも一応の退化は可能なので使用ポイントは本当に限定されています。

＜使用ポイント＞

速攻魔法という利点を評価したとしてもデッキへの投入は？が残ります。
速攻魔法である利点は場のレベルモンスターが破壊されることを逃れることができるということ。しかしその反面戦闘能力が確実に下がるわけですから、戦闘で破壊されることも十分に考えられます。
また、進化条件が「自分のスタンバイフェイズ」といったものであれば次のターンに流れて再進化することが可能ですが、「相手モンスターを戦闘で破壊」といった条件の場合レベルモンスターの復旧に時間がかかりすぎてしまいます。
安易にレベルダウンさせずに、別のカードで現状を維持するほうが賢明でしょう。

しかし登場したからには一応意味があります。
レベルモンスターの中にはレベルダウンさせなければならないものも存在するのです。このカードが収録されているシリーズの漆黒の魔王、魅惑の女王がそれに当てはまります。
これらの進化条件は直前のレベルの効果を成功させておく必要があります。つまり、最も下のレベルから順に進化させる必要があるのです。
「最も下のレベルがすべて墓地に送られ、とりあえず上のレベルモンスターを召喚した」状況からレベル進化に再び挑戦する場合にレベルダウン！？が生きてきます。

ちなみに、アルティメット・インセクトシリーズも効果発動条件は同じですが、それぞれのレベルから独自に進化することができるため下げるぐらいなら上げたほうがいい気がします。