闇
死、魔と続くウイルスシリーズ第3弾がついに登場。
これまでのウイルスより胡散臭さが倍増した髑髏型の菌に感染した魔法、罠カードを死に至らしめてしまう、恐ろしいカードです。
効果
◇自分フィールド上の攻撃力2500以上の闇属性モンスター1体を生け贄に捧げる。
このカードのバランスのとり方は簡単に条件を満たしてしまう死や魔と比べてコストを制限する方法。これはなかなか良いですね。
デフォルトでの”攻撃力2500以上の闇属性モンスター”は結構制限されているので、どんなデッキに投入できるわけでもない・・・というのもカードの魅力の内。
◇生贄例
■F・G・D ■幻魔皇ラビエル ■邪神ドレッド・ルート ■ゲート・ガーディアン ■バーサーク・デッド・ドラゴン ■D-HERO ドグマガイ ■仮面魔獣デス・ガーディウス ■黒の魔法神官 ■ブラック・デーモンズ・ドラゴン ■仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー ■メタル・デビルゾア ■ヴァンパイアジェネシス ■暗黒の侵略者 ■コスモクイーン ■超魔導剣士−ブラック・パラディン ■黒衣の大賢者 ■闇より出でし絶望 ■マジシャン・オブ・ブラックカオス ■混沌の黒魔術師 |
■冥王竜ヴァンダルギオン ■デビルマゼラ ■ゼラ ■レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン ■可変機獣 ガンナードラゴン ■魔王ディアボロス ■冥府の使者ゴーズ ■闇の支配者−ゾーク ■不死王リッチー ■リボルバー・ドラゴン ■ガトリング・ドラゴン ■G・コザッキー ■ブラック・マジシャン ■黒魔導の執行官 ■暗黒界の魔神 レイン ■デーモンの召喚 ■トゥーン・デーモン ■エンド・オブ・アヌビス ■迅雷の魔王−スカル・デーモン |
融合や儀式モンスターに散らばっているのも注目。大型の特殊召喚モンスターを生贄にしてしまうのはもったいない気もしますが・・・。
マジシャン系のデッキではかなり需要がありそうです。
D-HEROはダッシュガイやドレッドガイの効果もあるので、ドグマしか対応していない割には使えそう。
全体的な攻撃力が低いアンデットもなんだかんだで使える・・・かなぁ。闇より出でし絶望はかなりお手ごろですからね。
スキドレネフティスなんかに可変機獣 ガンナードラゴンを刺すだけで闇ウイルスに対応できてしまう・・・というのはちょっと嬉しいです。
グッドスタッフなら当然ゴーズちんを。
G・コザッキーは裏でパッと出してパッと使える最も手ごろなモンスター。ただし、単体では使い道があまり無いので、強制転移と組み合わせるなどその他の使い道を準備しておく必要がありそうです。
今ならデッキをサクリファイス+高等儀式術で構成してリアニメイト手段をフル活用で・・・というコザッキーをメインにしたデッキも組めるはず。挑戦したい型は是非。
装備カードなどで強化されればさらに対応モンスターは増えますが、装備カード自体の地位が下がっているので特殊なものでない限り採用は難しいですね。
その対策としてサクリファイス・ソードが作られましたが、どんなもんでしょ?
◇魔法カードまたは罠カードのどちらかの種類を宣言する。相手のフィールド上魔法・罠カードと手札、発動後(相手ターンで数えて)3ターンの間に相手がドローしたカードを全て確認し、宣言した種類のカードを破壊する。
効果自体はこれまでのウイルスと同じ。強力なのは魔法、罠のどちらにでもスイッチできること(同時がいい?それは高望みしすぎ)ですね。
通常のデッキが相手でもなかなかの痛手になることは間違いありませんが、このカードがもっとも威力を発揮するのは超絶に魔法、罠に偏ったデッキ。
神炎皇ウリアデッキに対して罠を宣言したら、相手はもう”ヌヘェ!!”ってな具合になりますし、降雷皇ハモンや神剣−フェニックスブレードを活用したデッキには”アジャパー!!”みたいな具合になります。
ウィジャ盤が揃いそうな瞬間に発動してもグッド。
商人を使用したモンスター主体のデッキに対してはあまり意味が無いように見えますが、そんなデッキだからこそ魔法カード1枚の重要性が高い場合も多く、そもそも商人は魔法、罠を手札に持ってくるカードなので確実に使う要素はありそうです。
条件が厳しくてもさすがウイルス、凶悪ですな。
著者は神炎皇ウリア好きの友人をおちょくるのに重宝したいと思います。