CSOC-JP003

マッド・デーモン/闇/悪魔/1800:0/4

このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、このカードの表示形式を守備表示にする。

マッド

このカードゲームで”デーモン”は昔から存在しているアーキタイプだが、今回登場したこのデーモンはこれまでのソレとは出所が違うもののようだ。

 

効果

このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、このカードの表示形式を守備表示にする。

アタッカークラスのデーモンには何らかのデメリットがついている。シャドウナイトデーモン、ジェネラルデーモン、ジェノサイドキングデーモン、どれも高い攻撃力の代わりに何かが犠牲になっている。
このマッド・デーモンはそれらと比べれば攻撃力は低いものの、デメリットは比較的軽い。ん?書いていて何かがおかしい。攻撃力が低いくせにデメリットがあるだと?じゃあ、間に挟まれたバニラのデーモン・ソルジャーは今どんな顔をしているというのだ。
恐らく、このわだかまりは比べる対象を間違えているからだ。比べる対象は剣を前に構えた英雄王なデーモンでもどこか悲しげな風属性デーモンでもない。

そう、このカードを比べる基準はあくまで貫通能力を持ったモンスターでなければならない。例えばスピア・ドラゴンのような。
貫通+攻撃力が高い下級モンスターもまた、デメリットを持った定番シリーズ。スピア・ドラゴンは攻撃が終わると守備表示になるデメリットを持っている。対して、マッド・デーモンは攻撃対象にならなければ守備表示になることはない。
結局はタイミングの違いジャン・・・と感じてしまうが、必ずしもすべての条件で同義となるわけではない。

”このモンスターを守備表示にするためには攻撃を行う必要がある”

この事実は時に相手を苦しめることもあるだろう。なぜなら、モンスターによる攻撃を行うことは常に危険が伴うからだ。例えば、相手の場にはたくさんの伏せカードがある。そして、手札には守備モンスターを破壊するシールド・クラッシュが。
スピア・ドラゴンならば攻撃のリスクを負わずともシールド・クラッシュで一発KOだが、マッドデーモンではそうは行くまい。守備表示にするためにも、結局は相手は攻撃してみなければ動きようがない。
このように、(ひどく・・・つーか、無理ありすぎだが)スピア・ドラゴンと比べて数パーセントでも攻撃の誘発力、破壊への耐性が備わっているのがマッド・デーモンの特性といえる。
後は
ヘイト・バスターなんかと組み合わせてより有利な展開を作り出せる努力をしてやれば活躍の幅は広がるはずだ。