つばき
今回のパックでテーマとなる植物族モンスターを代表するお姉さま。
このカードゲームも10年の歴史があるが、植物族の要生け贄2体モンスターはこれが初である(戦力という名の上級という意味では)。
効果
◇自分フィールド上に表側表示で存在する植物族モンスター1体をリリースして発動する。
◇フィールド上に存在するカードを対象にする魔法・罠・効果モンスターの発動を無効にし破壊する。
植物族を餌に、まさかのカウンター能力を発揮する。”フィールド上に存在するカードを対象にする”というのは少し引っかかる表現だが、少なくとも洗脳で持っていかれたり、ならずもので破壊されたり、といった心配はなくなるはず。 完全なカウンターを行う場合はカウンター罠のポリノシスと組み合わせる必要がある。
この能力を発揮するにはどれだけ植物族を展開できるか、という一点に尽きる。常に植物族を多く準備できていれば、その分相手に対する威圧感も増すはずだ。 ここでCSOCで登場した新カードを含め、植物族の展開力をじっくり眺めてみよう。
◇植物族の展開力ってどないなん?
■レクンガ
かつて魔痢苦・・・失礼、マリクが使用したモンスター。墓地の水属性モンスターを除外することでトークンを展開できる。
■ギガプラント
現在の植物族を支えるキーカードといっても過言ではない。リアニメイト能力を発揮すれば、少なくとも1ターンに1度は椿姫でカウンターできる。
■ダンディライオン
常に構築レベルで使われ続ける、植物族唯一の制限カード。墓地送り時にトークンを展開できるので、大変お得。ギガプラントとの組み合わせで更なる展開が期待できる。
■スプリット・D・ローズ
こちらもトークンを展開できるが、上級+戦闘破壊時ということでダンディライオンとの差が・・・。
■サクリファイス・ロータス
植物族版黄泉ガエル。ただし、デメリットが大きすぎる。植物族デッキでは攻撃される前に他のカードのコストとして使えるので、ピンで入れるよりはマシになったか。
■ブラック・ガーデン
今回登場した植物族のフィールド魔法。プレイヤーがモンスターをプレイするたびにその対戦相手はトークンを得る。また、植物族のリアニメイト能力も持っている。
■世界樹
こちらもリアニメイト能力(ただし、加速力は遅い)を持った半フィールド魔法。
■増草剤
これはピンのリアニメイト。つーか、墓地からの蘇生が多いなぁ。
■デモンバルサム・シード
受けたダメージに見合ったトークンを出現させる罠カード。場に椿姫がいるなら、それほど多くのダメージを受けるとも思えないが。
椿姫ティタニアル
これだけの展開力があれば能力的には困らない。もちろん、生け贄召喚にも事欠くことはあるまい。
だが、椿姫ティタニアルの能力は上に書いたようにそこまで大活躍するものではない。ギガプラントや妖精王オベロンなど、優秀な生け贄1体モンスターがいる以上、メインで多用するよりもバックからフォローする形に持っていったほうが自然だろう。
デッキ構成
展開力を中心に見てみた例。
デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
---|---|---|
上級 椿姫ティタニアル×2 ギガプラント×3 |
サイクロン フレグランス・ストーム 強制転移 死者蘇生 手札抹殺 世界樹×2 生還の宝札×2 早すぎた埋葬 増草剤×2 大嵐 貪欲な壺 |
ポリノシス×2 激流葬 植物連鎖×2 聖なるバリア−ミラーフォース− デモンバルサム・シード×2 |
下級 ギガント・セファロタス×2 レクンガ ロードポイズン×3 ボタニティ・ガール×2 ウィード×2 ダンディライオン カースド・フィグ コピー・プラント |