E・HERO アブソルートZero/水/戦士/2500:2000/8

「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する「E・HERO アブソルートZero」以外の水属性モンスターの数×500ポイントアップする。このカードがフィールド上から離れた時、相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。

私はゼロ!!

何この崩竜(ウカム)装備のフルセット。
E・HEROといえば第4,5期において多くのカードがリリースされたGXの核となるシリーズだが、シンクロ召喚の登場により融合デッキ自体がかなり制限されてしまい、現在では以前のような楽しみ方が難しくなった不運なシリーズである。
正直、あのE・HEROがここまで強化されなければ環境に適応しにくいということ自体なんて情けないんだと思ってしまう。

 

効果

「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

第6期で登場したHEROはかなり規制が緩く作られている。その一つがこの融合パターンのバリエーション。ちょっと制限のついたシンクロ召喚並みに緩い。
デッキとしては当然このどちらにも適応できるモンスターが存在していたほうが安定するのは言うまでもない。水属性のHEROはE・HERO オーシャン、E・HERO バブルマン、E・HERO アイスエッジなど(Zero登場時点ではE・HERO アイスエッジ解禁前)。
中でもE・HERO オーシャンは万能カードで、墓地に送られたE・HERO アブソルートZeroをエクストラデッキに戻すのにも役に立つ。Zero採用時には間違いなく軸となるモンスターである。これらを採用していれば
E・HERO エアーマンでサーチし、1ターン目から簡単に融合することができるようになる。ちなみに、簡易融合枠ではE・HERO セイラーマンが存在している。
HERO以外で採用される見込みのある水属性モンスターは融合デッキに欠かせない沼地の魔神王や再利用の効く黄泉ガエル、ドラゴン・アイスなど。ミラクル・フュージョンで墓地での融合が可能であることを考えると、あらゆる水属性アーキタイプがこの候補にあがると言って差し支えない。氷結界はもちろん、雲魔物、ダイダロス、植物、
ジェネクス・ウンディーネなども現実味のある組み合わせだ。

現在の環境において猛威を振るっている氷結界の龍ブリューナクも水属性であるため、超融合による相手のブリュを巻き込んだ融合も現実味のある戦法である。

このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する「E・HERO アブソルートZero」以外の水属性モンスターの数×500ポイントアップする。

元々攻撃力はそれなりにあるが、パンプアップ能力も”とりあえず”ぐらいの感覚でついている。黄泉ガエル、ドラゴン・アイスを並べる以外には除外された融合素材を異次元から帰還させる戦法も効果的である。

このカードがフィールド上から離れた時、相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。

なんというZeroレクイエム・・・。撃っていいのは撃たれる覚悟のあるヤツだけだ!!
フィールドから離れるだけで相手の場を全破壊するので、攻撃力が多少相手に劣っていても関係なく一発逆転できる。また、
氷結界の龍ブリューナクのようなバウンスに対しても効果は絶大である。
あらかじめ素材に上級モンスターを選択しておき、融合後に融合解除を使って相手の場を消滅→上級素材によるダイレクトアタックなんてのも気持ち悪いほど強い。

確かに融合の代表格といえばHEROであることは疑いようがないし、融合に関するカードを上手く巻き込めるカード設計がなされていることは実に見事だと思うのだが、時代の変化を思いっきり見せつけられている感じだ。

デッキ構成

デッキサンプル:

モンスター

魔法
上級
E-HERO マリシャス・エッジ
アイス・ブリザード・マスター
ドラゴン・アイス
E−エマージェンシーコール×3
サイクロン
サルベージ
ミラクル・フュージョン×2
死者蘇生
戦士の生還
大嵐
超融合
融合×3
融合解除
貪欲な壺
亜空間物質転送装置×3
異次元からの帰還
激流葬
聖なるバリア−ミラーフォース−
下級
E・HERO エアーマン
深海王デビルシャーク
コールド・エンチャンター×2
E・HERO オーシャン×3
E・HERO フォレストマン
N・グラン・モール
E・HERO バブルマン×2
沼地の魔神王×3
黄泉ガエル