VJMP-JP017

E・HERO エアーマン/風/戦士/1800:300/4
このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●自分フィールド上に存在するこのカードを除く「HERO」と名のついたモンスターの数まで、フィールド上の魔法、罠カードを破壊する事ができる。
●自分のデッキから「HERO」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。

天の道を行き・・・

ガジェットが往来するこの時代に、そのガジェットと同類の効果をもったカードがまたもや限定カードとして登場。
E・HERO界。いや、遊戯王界に激震を走らせることになったE・HERO エアーマン。
どれだけ融合についてのサポートを出しても大会用ジャンルとして活躍できなかったHEROシリーズが、本来のスタンスではなくピンカード1枚として注目されることになりました。ここのところは開発者がもっと危機感を持つべきです。

 

使用法

グッドスタッフ系でピンでエアーマンを使用する場合は3枚積みが基本。エアーマンの効果でエアーマンを繋げていくことにより、モンスター切れ及び手札切れを防ぎます。

エアーマン→エアーマン→エアーマン→?

最後の?のところには好きなHEROを。と言いたいところですが、即戦力の強いカードや、ピンでの効果が有力なものを投入しましょう。
E・HEROの場合はワイルドマン、D−HEROの場合は
ダイヤモンドガイやダッシュガイといったカードが扱いやすいです。

ファンデッキ系統、E/D/HEROデッキでの投入も基本的には3枚。ただし使用方法が前文と異なり『エアーマン→?』のピンサーチであることから、スペースがなければ無理に3枚積まなくとも1〜2枚で十分活躍してくれるはずです。

ガジェとの違い

ガジェとこのカードとの大きな違いはデッキを組んだ場合に生じる総枚数。ガジェは3色3枚積みの9枚のカードによって構成されていますが、エアーマンの場合は3+1枚の半分の占有率。
全体の流れこそ短くなってしまったものの、エアーマンが戦士族であるゆえに増援によるサーチや戦士の生還による回収を施すことが出来ることを考えれば実際の爆発力は問題ありません。
ギミック自体の枚数が減ったということは、逆に言えばデッキに他のギミックを多く組み合わせることができるということ。ハイドロゲドンや
サイバー・ドラゴンなど3枚積みしたいカードを複数デッキに組み込むことでデッキに拡張性を持たせ、状況に応じた変化をつけることが可能になっています。

また、ガジェと異なるのは攻撃力にも現れています。攻撃力が乏しいガジェは場の戦力というよりもサーチ出来ることに焦点がいっていましたが、エアーマンは攻撃力1800と十分戦力としてカウントすることができます。
対戦相手のハイドロゲドンやガジェットと対峙したときに真価を発揮しそうですね。

ANOTHER SUN

ついつい忘れがちなもう一つの効果も強力なもの。根本たる行動の一つ『破壊』。E/D/HEROデッキで使用した場合はもちろん2〜3枚のカードを一度に破壊できることが期待できます。
エアーマンを単独で使用した場合もエアーマンの生存率の高さを考慮すれば効果発動は容易でしょう。サーチ能力のみに目が行ってしまいがちですが、このカード自身の特攻力も侮ることができません。


我々にとって、彼はヒーローか、はたまたヒールか。