手札からサイバー・ドラゴンを特殊召喚する!
第4期で登場した画期的な機械族モンスター。かつて同様の能力を持っていた魔導ギガサイバーやTHE トリッキーをより汎用性が高い形で昇華させた能力を持つ(サイバー派生に関しては魔導ギガサイバーを参照)。
アニメが元のモンスターで、能力もそのままアニメのものを継承している。また、使用者がダークサイドに落ちたことにより変化した黒いサイバー・ドラゴンも存在する(イラストの違いのみで能力、スペックは変わらない)。そちらはアカデミーデュエルディスクに付属。
効果
◇相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在していない場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
このカードの特徴は追い込まれているときに反撃できることだ。特殊召喚扱いのためサイバー・ドラゴンを生贄に帝などの上級モンスターを繰り出すこともできる。ただし、
展開力など総合的な基準での使用のしやすさを考えるとデビルズ・サンクチュアリ等の方が良い場合もあるので、上手く使い分ける必要があるだろう。
この特殊召喚はチェーンブロックを組まず、死霊騎士デスカリバー・ナイトなど効果を無力化するものと組み合わせやすいという利点がある(サイカリバーVer.PT参照)。
これらの総合的な使いやすさから機械族にこだわらずあらゆるスタンダード系列のデッキやメタデッキでの採用が行われてきた。また、第6期以降は貴重なシンクロ素材としても活躍している。何しろ初っ端から突っ走ってきたカードなので、かなり早い段階で制限化されるのでは・・・と思われていたが、意外にも制限カードに登録されたのは第6期のシンクロ導入以降である。
関連カード(〜2010.3)
◇融合モンスター関連カード ┏サイバー・ツイン・ドラゴン ┣サイバー・エンド・ドラゴン ┣キメラテック・オーバー・ドラゴン ┗キメラテック・フォートレス・ドラゴン
◇サポートカード |
◇発展、亜種系カード ┏サイバー・バリア・ドラゴン ┣サイバー・レーザー・ドラゴン ┣プロト・サイバー・ドラゴン ┣サイバー・フェニックス ┣アーマード・サイバーン ┣サイバー・ヴァリー ┣サイバー・エルタニン ┣サイバー・ドラゴン・ツヴァイ ┗サイバー・ラーバァ |
以下初期考察時のコラム+デッキ構成
このカードを語るのに正直このカード自身の効果など問題ではない。
このカードには2体の融合モンスターが存在する。それらのカードは素材が制限されているため、融合召喚しようと思えば否応なしにサイバー・ドラゴンを3枚入れなければならない。このカードの価値を問うのなら
ば”専用デッキを作ることができる”というロマン、それだけで十分だ。
というわけで実際にサイバー・ドラゴンを3枚積みしたデッキを考えてみるとしよう。このカードと同時にパワー・ボンドなる機械族専用融合カードが登場したため、それも視野に入れてみてみることにする。
デッキの流れはあくまでサイバー系で勝つ、ということに限定する。
サイバー・ドラゴンを集めるという最大の問題に対しては、タイムカプセルで補うことに。
旧デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
---|---|---|
上級 人造人間−サイコ・ショッカー サイバー・ドラゴン×3 |
いたずら好きな双子悪魔 サイクロン タイムカプセル×2 パワー・ボンド リミッター解除 強奪 強欲な壺 光の護封剣 洗脳−ブレインコントロール×2 早すぎた埋葬 大嵐 天使の施し 抹殺の使徒 融合×2 融合回収 |
マジック・ジャマー×2 リビングデッドの呼び声 激流葬 聖なるバリア−ミラーフォース− 破壊輪 |
下級 賢者ケイローン 魔鏡導士リフレクト・バウンダー 同族感染ウィルス 魔導戦士 ブレイカー ミラージュ・ドラゴン スフィア・ボム 球体時限爆弾 ならず者傭兵部隊 クリッター 沼地の魔神王×2 聖なる魔術師 魂を削る死霊 |