カイトス
DT13はインヴェルズの反撃が始まったシリーズである。これまでインヴェルズと対抗していた各勢力のモンスターが”ヴェルズ”化し、一気に敵対勢力として押し寄せてきたのだ。どうも各勢力のモンスターそのものではなく、残留思念のようなものがどうたらこうたららしいが・・・。
カイトスの元ベースはリチュア勢力のシャドウ・リチュア。種族は 継承するようだが、属性は闇属性に変化。さらに全体的にサイズが大型化している。ヴェルズシリーズは攻撃力が〜50で統一されているようで、同域のモンスターには無駄に強い仕様。一方で1ランク上のモンスターにはやっぱり負けてしまうというのが、思念体(所詮は偽物)という雰囲気を現していて面白い。
効果
◇このカードをリリースして発動する。相手フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
この手の魔法、罠破壊モンスターとしては自身をコストにしてしまうのはちょっと古い気もする。というのも同じような効果を持ったならず者傭兵部隊はすでに懐かしい存在になっているからだ。
そうでなくても魔導戦士 ブレイカーやライトロード・マジシャン ライラなど同じ効果を持ち、かつ場に残ることでエクシーズ素材などに利用できるモンスターがプールには存在しているわけだし。ちょっと昔なら”優先権でお得!”なんて書いたのだろうが、登場時期がちょっと遅すぎた。
まぁ攻撃力はボチボチあるのでカオスの素材として隙間に入れるぐらいならあり得るかも?というのが構築での評価。
ヴェルズ内では間違いなく安定した戦力の1枚。