ぬぼー

極神シリーズをサポートするカードの1枚。他のカードとは少し気色が違うカードなので、専用デッキを考えてみることにしよう。

　

効果

◇自分フィールド上に表側表示で存在する「極神」と名のついたモンスター１体を選択して発動する。
◇選択したモンスターのコントロールを相手に移す。
◇次の相手のエンドフェイズ時、選択したモンスターを破壊し、相手フィールド上に存在するカードを全てゲームから除外する。

自分の召喚した極神を相手に送りつけ、次の相手エンドフェイズで自爆、相手フィールドを消失させるという、なんとも難易度の高い効果。
まず、極神皇トール、極神皇ロキ、極神聖帝オーディンといった極神を準備することに一苦労する。せっかく渡してもエンドフェイズまでに何らかの形で極神を消費されてしまうと渡し損に。しかも渡してからタイムラグがあるので、相手からの攻撃にも対応しなければならないと、課題も多い。

この対処法はいくつかある。一つは、相手モンスターの行動を制限してしまう方法。超古代生物の墓場はロック形の中でも攻撃、能力の2つの点から制限できる貴重なカードである。

超古代生物の墓場(永続)
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、フィールド上に表側表示で存在するレベル６以上の特殊召喚したモンスターは攻撃宣言をする事ができず、効果を発動する事もできない。

別の方法として、相手に移した極神を強制転移、所有者の刻印を使って再び自分の場に戻すという手段がある。こちらは相手によるモンスター消費、攻撃などのリスクを回避できるという点で優れている。もちろん、この方法でも相手フィールドを消失させるという効果は問題なく発動する。

所有者の刻印
フィールド上に存在する全てのモンスターのコントロールは、元々の持ち主に戻る。

除外に特化させたデッキならば、相手の攻撃をあえて受けるというのも一つの手だ。ヘル・テンペストと組み合わせることで相手カードのほとんどを除外に持っていくことができる。その後はＤ．Ｄ．ダイナマイトを使って大ダメージ＆魂吸収で大回復を狙おう。
フリッグのリンゴを使って巨大トークンを精製し、がら空きの相手の場にパンチを与えるという手段も存在する。

関連サポート

相手に送りつける能力を別のカードと組み合わせることで、さらに発展させることができる。
極神関係では極星宝ブリージンガ・メンがわかりやすいシナジーカードである。これを使うことで送り出した極神と同じ攻撃力を持つモンスターを作り上げることができる。

極星宝ブリージンガ・メン
自分及び相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを１体ずつ選択して発動する。
選択した自分のモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで、選択した相手モンスターの元々の攻撃力と同じ攻撃力になる。

送り出す極神の攻撃力に着目し、反目の従者を使ってみるのも面白い。送り出すだけで3300〜4000のダメージが期待できる。それも即時性が強いため、除外を待つよりもはるかに経済的だ。極星宝がある分、デッキ内で装備カードも採用しやすいしね。

デッキ構成

デッキサンプル：

モンスター	魔法	罠
上級 溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム	サイクロン ヘル・テンペスト×3 強制転移×3 魂吸収×2 死者蘇生 神々の黄昏×2 反目の従者×3 封印の黄金櫃	Ｄ．Ｄ．ダイナマイト×3 フリッグのリンゴ リビングデッドの呼び声 拷問車輪×2 次元幽閉×2
下級 極星獣グルファクシ×2 異次元の女戦士 極星霊リョースアールヴ×3 極星獣ガルム 召喚僧サモンプリースト 極星天ミーミル×3 極星天ヴァルキュリア×3