ラニスタ

第７期に初めて登場した剣闘獣はVEでのリリースとなった。さすがにこの段階に来ると新しいカードというよりは、現スタイルから鳥獣族の延長線での強化ということになるようだ。

　

効果

◇このカードが「剣闘獣」と名のついたモンスターの効果によって特殊召喚に成功した時、自分の墓地に存在する「剣闘獣」と名のついたモンスター１体を選択して発動する事ができる。
◇選択したモンスターをゲームから除外し、エンドフェイズ時までそのモンスターと同名カードとして扱う。

墓地の剣闘獣を除外し、そのカードと同名のモンスターとなる。これにより剣闘獣ガイザレスや剣闘獣ヘラクレイノスのような融合モンスターへの進化が楽に。剣闘獣デッキにおいてＥ・ＨＥＲＯ　プリズマーを入れるのはもはや一般的だが、ラニスタはその戦術から、さらに一歩踏み込むことができる。（ただし、融合そのものを行う場合はサルベージをおこなうダリウスのほうが手っ取り早いとも言える）
気をつけなければならないのは、名義変更が特殊召喚されたターンのみであるということ。相手ターンにこの効果を使っても、剣闘獣融合をおこなうことはできない。また、虎の子の剣闘獣ベストロウリィを除外してしまうと、剣闘獣ダリウス や剣闘獣エクイテで再利用しにくくなる。

使用タイミングとしてはデッキからカードが出尽くして、かつスレイブ・タイガーが余っているような状況など。ラニスタをメインに添えて、ユニコーンの導きで除外からの剣闘獣展開というのも面白いかも。

◇このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時にこのカードをデッキに戻す事で、デッキから「剣闘獣ラニスタ」以外の「剣闘獣」と名のついたモンスター１体を自分フィールド上に特殊召喚する。

自身の交換能力に関してはいつも通り。攻撃力がラクエルと同じく1800もあるので、戦力としては申し分ない。通常の剣闘獣デッキでは、能力よりも鳥獣族アタッカーとしての存在意義のほうが大きい。

デッキ構成

デッキサンプル：

モンスター	魔法	罠
上級	サイクロン スワローズ・ネスト×2 ビーストレイジ ユニコーンの導き×2 月の書×3 剣闘訓練所×2 収縮×2	ゴッドバードアタック×2 リビングデッドの呼び声 異次元からの帰還 剣闘獣の戦車×3 神の宣告
下級 剣闘獣ラニスタ×3 剣闘獣ラクエル Ｅ・ＨＥＲＯ　プリズマー×2 剣闘獣ダリウス×2 剣闘獣エクイテ×2 剣闘獣サムニテ 剣闘獣ベストロウリィ ＢＦ−疾風のゲイル 剣闘獣レティアリィ 剣闘獣ムルミロ スレイブタイガー×3 キーマウス