遊戯王☆SELF-DISINTEGRATION


ガジェット粉砕


<趣旨>
文字通りガジェットメタを目的としたデッキ。
メタデッキというものは対象のデッキを世間が騒いで多用してくれればくれるほどその安定性、成功率、勝率を上げることができるものであるが、怖いのは相手のデッキがメタを張ったデッキ以外だった場合だ。そうなったときにも戦えるようにあくまで『相手の合わせたデッキではなく相手に合わさせるデッキ』を目指したいところである。

<その他工夫>
ガジェットの弱点。それはそのループに隠されている。3色のうちでどれか一つの色が全滅すればループをとめることができるのである。
連鎖破壊もメタとして役に立つが、それ以外の使い方がないため、いまいちウケが悪い。相手を不利にして自分を有利にするカードがあるならばそのほうが良いのは当然のことである。そこで今回は新カードに目を向けた。

今回メインとなる『度を過ぎた召喚』は速攻魔法:地獄の暴走召喚の事を指す。
ガジェットをたたくのはゲーム終盤でもなければ中盤でもない。
ゲーム開始3ターン目。ここまでが焦点である。
つまりは相手が初回に出してきたガジェットの色1つに対して暴走召喚を発動させるということだ。これにより自分の場にはモンスターが3体、相手の場にはガジェットの同じ色が3体並ぶ。ここまでで既に相手のガジェットループを止めたことになるが、これに止めとして
システム・ダウンを使う。これでとりあえずガジェは死ぬ。

DP2-JP025

地獄の暴走召喚(速攻)
相手フィールド上に表側表示モンスターが存在し、自分フィールド上に攻撃力1500以下のモンスター1体の特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。その特殊召喚したモンスターと同名カードを自分の手札・デッキ・墓地からすべて攻撃表示で特殊召喚する。相手は相手フィールド上のモンスター1体を選択し、そのモンスターと同名カードを相手自身の手札・デッキ・墓地からすべて特殊召喚する。

地獄の暴走召喚にはトリガーがある。『自分フィールド上に攻撃力1500以下のモンスター1体の特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。』というものだ。

このデッキの場合ゲーム初手での特殊召喚が鍵となるため、墓地からの特殊召喚は期待してはいけない。
デッキからの特殊召喚可能カードが大切となる。
そこで具体例を挙げてみると・・・

召喚僧サモンプリースト(実はかなり有意義なカード)
・切り込み隊長
・遺言状+自らを生贄にささげるもの(レスキューキャット、生贄召喚 etc ※ならずものは相手のガジェを消してしまうのでアウト)
ディメンション・マジック

などが扱いやすそうである。


召喚するモンスターも一つの鍵となる。場に3体そろえて威力を発揮できるものは・・・

・不意打ち又佐
・攻撃力アップ系カード
・異次元の偵察機
魔導獣 ケルベロス
・ものまね幻想師
トラップ処理班 Aチーム
・異次元の戦士

などである。戦士族で統一するのなら又佐+切込みが扱いやすそうではあるが、相手を追い込むのならケルベロスも捨てがたい。
大型除去を考えると異次元の戦士も役立ちそうである。このカードの場合墓地から特殊召喚・・・はなかなか難しいとは思うがゲーム序盤であれば問題は無い。
ただしこれらのカードをデッキに積むとデッキの攻撃力は下がるので注意せねばならない。


モンスター 魔法
上級
氷帝メビウス

下級
賢者ケイローン
同族感染ウィルス
魔導戦士 ブレイカー
魔導獣 ケルベロス×3
異次元の戦士×3
切り込み隊長×3
荒野の女戦士×2
クリッター
召喚僧サモンプリースト×2

サイクロン
システム・ダウン×3
ブラック・ホール
ライトニング・ボルテックス
遺言状×2
強奪
強欲な壺
早すぎた埋葬
大嵐
地獄の暴走召喚×3
地砕き×3
撲滅の使徒
抹殺の使徒
 
リビングデッドの呼び声
激流葬

除去ガジェには相手モンスターを除去するカードが積まれている。こちらが攻撃すれば高確率で罠にはめてくる。それが逆に遺言状の成功率を上げてくれる。

モンスターは攻撃力の低下を懸念してケルベロスを実践投入した。魔法カードが多いデッキなので主力として役に立ってくれるだろう。また、戦士族ギミックとしては異次元+切り込みの相手モンスター破壊用フォーメーション。いくら又佐を増殖させても相手に攻撃力が届かなければ意味が無いことを見越してのチョイスである。
その他さもっさんやケイローンは多い魔法カードを消費するためのものであることは言うまでも無い。


戦士、マジシャンそれぞれの属性に絞ったデッキも作れそうなので気が向いた方はお試しあれ。


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