虚刀「鑢」
刀語に登場する完成形変体刀をベースにした12個のS-Dデッキ制作を終え、ついに最後のデッキを作成することになった。
そう、完成形変体刀という習作を経て作られた完了形変体刀、”虚刀・鑢(キョトウ・ヤスリ)”である。
虚刀・鑢は剣を全く使わない剣術で、手「刀」や足「刀」を使用する。刀を使わない刀をS-Dデッキで表現するということは、”カードゲームにおいてカードを使わない”とうことに他ならない。
ある意味で極限のデッキではあるが、実際にカードゲームでカードを使わないわけにはいかない。カードを準備せず、対戦を始める前の駆け引きで勝つ、といった解釈を用いることもできなくはないが、精神論に頼ってしまうと、それは少なくともS-Dではない。
何より、虚刀・鑢は他の刀と同じ舞台で戦っているのだから、こちらもそれに準拠すべきだろう。そこで、私は今回このような解釈を用いてデッキを作成する。
”自分フィールド上でカードをプレイせずに戦う”
つまり、手札から直接捨てることで効果を発動するカードや、墓地から除外、回収することで発動する効果を持つカードのみを使用すれば、自分の場にカードを出さない(カードを使わない)で戦うことができるはずである。
ということで、今回はカードを使わないデッキを考案する。
内部構成
◇手札から捨てることで効果を発動するカード
■エレクトリック・スネーク ■イビー ■サンダー・ドラゴン ■クリボー ■墓守の監視者 ■再生ミイラ ■暗黒界の狩人 ブラウ ■D.D.クロウ ■傀儡虫 ■パペット・プラント ■エレクトリック・ワーム ■暗黒界の策士 グリン ■暗黒界の刺客 カーキ ■E・HERO キャプテン・ゴールド ■ネオスペース・コンダクター ■アルカナフォースXIV−TEMPERANCE ■オネスト |
■紫光の宣告者 ■緑光の宣告者 ■ハネワタ ■ライフ・コーディネイター ■バスター・ビースト ■朱光の宣告者 ■フレムベル・ベビー ■寂々虫 ■騒々虫 ■速攻のかかし ■ジェム・マーチャント ■ガード・ヘッジ ■牙城のガーディアン ■エフェクト・ヴェーラー ■バリア・リゾネーター ■六武衆の影武者 ■BF−二の太刀のエテジア |
実はデッキとして成り立つほどに、カードは充実している。相手の攻撃を防ぐクリボーや速攻のかかしを使えば戦闘は賄えるし、宣告者シリーズ、ハネワタ、エフェクト・ヴェーラーを使えば相手の効果や魔法、罠の発動にもカウンターで抵抗することができる。
その他、イビーはダメージを、暗黒界は破壊を、サイクリング系のカードはデッキの圧縮をおこなえる。
傀儡虫、パペット・プラントなど相手モンスターを奪うカードにオネストなど攻撃力を上乗せするカードを併用することで、決定打に繋げていく。
モンスターが多いが、もちろん召喚などしない。
◇墓地から除外することで効果を発動するカード
■ネクロ・ガードナー ■シールド・ウォーリアー ■ADチェンジャー |
■黒光りするG ■ヴォルカニック・カウンター |
こちらも防御系が多いが、ヴォルカニック・カウンターは高ダメージを狙える貴重な存在。
デッキ構成
デッキ:『虚刀・鑢』
モンスター |
魔法 | 罠 |
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上級 アルカナフォースXIV−TEMPERANCE×3 アイツ |
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下級 オネスト×2 エレクトリック・ワーム×3 パペット・プラント×3 傀儡虫×3 イビー フレムベル・ベビー×2 ヴォルカニック・カウンター×3 暗黒界の策士 グリン 暗黒界の刺客 カーキ 紫光の宣告者×3 朱光の宣告者×3 緑光の宣告者×3 クリボー×3 ハネワタ エフェクト・ヴェーラー 速攻のかかし×3 |