STON-JP024

D.D.クロウ/闇/鳥獣/100:100/1
このカードを手札から墓地に捨てる。相手の墓地に存在するカード1枚をゲームから除外する。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。

烏がうっとうしい鳥だということは世の中の常識なのですが、この烏もまたそんな世の中とマッチしてうっとうしい効果を持っています。
ストンシリーズはレアクラスのカードが光ってるねぇ(黒いけど)。

 

効果

このカードを手札から墓地に捨てる。相手の墓地に存在するカード1枚をゲームから除外する。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。

このカードの効果自体は変わっているという印象はないのですが、非常に高い利便性を持っています。

これまで相手のカードを除外するとなると、
マクロコスモスなどを利用した大掛かりな除外設備をこちらのデッキに準備しておく必要がありました。
これにより自分のカードも除外に対応した種を選択する必要があり、デッキとしてのバリエーションにおいても限界を感じるものでした。
これらのカードは場のカードによって相手をコントロールするもので、当然相手の妨害から安定性が極めて低いものとなります。

ところが、このカードの場合手札からピンポイントに相手のカードを除外できるために安定性はきわめて高く、単品で利用できるために非常に手軽なカードとなっています。
この隙間理論がこのカードのウケる大きなポイントと言えるでしょう。
このカード自体墓地が存在しなければ発動できないカードですので、逆に言えば墓地を残したまま相手のカードを除外することができるということになります。
自身でリクルーター等を利用できるのはやっぱり心強い話ですよね。

このカードは相手ターンにでも発動できますが、ダメージステップは不可なのでそこだけ要注意です。

利用

やはりこのカードは相手ターンに相手のコンボの中に割り込んでそれを叩き潰すことに意義があるといえます。
貪欲な壺など基本的なカードはもちろんですが、流行の神剣−フェニックスブレードを軸としたデッキに割り込んでもターボが一気に止まることになります。

そんな中一番打撃を受けたのが、特定のゴツイモンスターを召喚することを鍵とする対抗手段を組み込みにくいファンデッキたちで、私も含め、ある種の危機感を持っているとかいないとか・・・。

そんな多くのカードを潰せるくせに、自身は死のデッキ破壊ウイルスに利用できるほか、ゴッドバードデッキにだってやぶさかじゃない、という皮肉っぷり。