地獄竜
下級ドラゴン族には攻撃力の高いものが多いのですが、そのラインナップに新たなカードが登場しました。それがこの地獄皇帝の地獄竜！
とにかくその容姿がムチャクチャかっこいい！！攻撃力2000以上の下級ドラゴン族の中でもトップを争うイラストではないかと思います。
ただ、このカードの登場からわずか10日後に攻撃力2000のノーマルバニラ「ジェネティック・ワーウルフ」が登場してしまうという、非常に哀れなカードとなってしまいました。
効果
◇このカードは攻撃したターンのエンドフェイズ時に破壊され墓地へ送られる。
攻撃力2000のモンスターに付き物なデメリットがこの効果。攻撃することへの条件ではなく、攻撃した後の条件なのでモンスターの運用はしやすいのではないかと思います。受身である分にはなんら問題ありませんし。しっかり破壊されてるのもミソ。
もちろん月の書で裏守備表示になった場合は破壊されません。
攻撃するために生け贄を必要とする漆黒の豹戦士パンサーウォリアーよりは確かに効率がよいのですが・・・。
◇フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた時、モンスター１体を生け贄に捧げる事でこのカードをフィールド上に特殊召喚する事ができる。
これだけ見ると暗黒のマンティコアとネフティスの鳳凰神の間で上手い具合にはめ込まれたなぁ、という印象を受けます。
先の効果で破壊された場合もさることながら、攻撃宣言時に炸裂装甲などの罠で破壊された場合や収縮などで戦闘で破壊された場合にも当然有効。
相手ターンでも発動できるので再利用もかなりしやすいですね。ただ、わざわざこのモンスターを蘇生させるためにモンスターを1体犠牲にするべきなのかどうかは少し疑問かな。「場のモンスターと交換する」という意識で使うとちょっと楽になるかも。
エネミー・コントローラーや生還の宝札、黄泉ガエルやスケープ・ゴートと絡めて利用していきましょうぜ。
下級ドラゴン
同系のドラゴンはこのカードを合わせて現在4枚。
レアメタル・ドラゴン/闇/ドラゴン/2400:1200/4
このカードは通常召喚できない。
アックス・ドラゴニュート/闇/ドラゴン/2000:1200/4
このカードは攻撃した場合、ダメージステップ終了時に守備表示になる。
グランド・ドラゴン/風/ドラゴン/2000:100/4
このカードは自分フィールド上に他のモンスターが１体でも存在する限り召喚できない。
また、自分フィールド上にこのカードを除く他のドラゴン族モンスターが存在しなければ、このカードは攻撃宣言を行えない。
2枚は特殊なので置いておくとして、問題は同じ魔のデッキ破壊ウイルスの媒体となるアックス・ドラゴニュート。アタッカーは大体が次のターンまでもたずに破壊される運命が多いので、蘇生能力をもっているヘル・ドラゴンの方が再利用はしやすいのかな。
攻撃表示の壁という役割もこういったモンスターのの一つの要素ではないかと思いますし。
モンスターが少ないデッキにはアックス・ドラゴニュートのほうが適任ですね。もちろん例外もあると思いますが。
正直微妙なモンスターになってしまっているのですが、効率よく蘇生を行えばなかなか面白いのではないかと思います。
本来は「上級モンスターを採用することによってかかるデッキへの負担」を軽減しつつ、鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴンの実用的な装備モンスターを確保することにありますので、その筋で採用してあげてください。
