不死鳥〜フェニックス〜幻魔拳〜鳳翼天翔〜!!
師が言っていた。不死鳥の聖衣は最高だと。死しても蘇るのだと!
効果
◇このカードがカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、次の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを墓地から特殊召喚する。
◇この効果で特殊召喚に成功した場合、フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て破壊する。
カード効果で破壊される限り、何度でも蘇り、蘇るたびにフィールド上の魔法、罠を破壊するという当時としても画期的な能力を持つ。
その代わりレベル8モンスターとしては物足りないスペックを持つことでバランスのとれた良カードとして完成している。リメイクとしてダーク・ネフティスも登場しているが、やはりオリジナルには届かない。
自らの魔法、罠をも破壊してしまうため、魔法、罠主体のデッキとは組み合わせにくく、そういった方面からのネフティス強化は難しい。強化関しては手札から発動できるフレムベル・ベビーや墓地で発動できるスキル・サクセサーなどがオススメ。
黄泉ガエルやゴーズといったカードとは相性が良く、また、専用カードであるネフティスの導き手も利便性が高い。第6期環境で言えばレベル・スティーラーなども組み合わせやすいカードだ。このカード登場当時では突然変異によるサイバー・ツイン・ドラゴンへの変異もかなり強力だったことを記憶している。
なお、スキルドレイン発動時は魔法、罠の破壊能力は発動しない(スキルメイト参照)。
一度は制限カードにまで規制されたが、時代の流れにより現在では規制は完全に解除されている。それ故に純粋にネフティスの力を楽しむことができるだろう。
ネフロードなるデッキがある(初期考察時のコラム)
ネフティスとヴァロンを組み合わせたものだ。また流行のイタチごっこが始まるのかとげんなりしていたのだが、考えるとネフティスもヴァロンも私のデッキに入っているではないか!?世間はまたもや私の居場所を奪おうというのか!許せん!
まぁ私のデッキがどうであるかは置いておいて、だ。このネフロード、実はウケが悪い・・・というか疑惑の声も多数ある。
確かにヴァロンとネフティスはともに墓地から蘇る構成である為、統一感のあるように思える。しかし厳密に言えばこの2つは全く関連性が無い。一緒のデッキにまとめたといってもそれぞれが相互依存するわけではなく、独立して機能している。
これを考えたときにこのネフロードに疑問が上がる。
「果たしてこれはネフティスの終着点なのだろうか」
私は違うと考える。確かにそれぞれの効果は強力だろう。だが、ネフティスという一つのギミックとして考えたとき、この組み合わせは必ずしもベストではない。もとよりこのネフティスギミックは導き手とあわせても最低2枚で成り立ち、且つ非常に強力な力を持つ。どうしてこのギミックをより他の組み合わせに流用しようとしないのか。ネフロードを使用するプレイヤーならば一度は考えてみる価値があるのではないだろうか。
このことを踏まえ、我々はさらに良い組み合わせのデッキを模索しなければならない。その宝探しを放棄してネフロードで満足してしまった瞬間、決闘者としてのデッキ作成の意味も失ってしまうだろう。
・・・と評論によくある最後に課題を投げかける形で終わってみた。
※ネフロードデッキに関しては墓守の偵察者参照。
デッキ構成
ユベルとのシナジーはユベル−Das Abscheulich Ritter参照。
デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
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上級 神獣王バルバロス×3 冥府の使者ゴーズ ダーク・ネフティス ネフティスの鳳凰神×3 |
おろかな埋葬 サイクロン トレード・イン×2 手札抹殺 洗脳−ブレインコントロール 大嵐 強制転移×2 地砕き 貪欲な壺×2 |
ゴッドバードアタック スキル・サクセサー×3 リビングデッドの呼び声 激流葬 聖なるバリア−ミラーフォース− |
下級 終末の騎士×2 フレムベル・ベビー×2 ネクロ・ガードナー×2 ネフティスの導き手×3 レベル・スティーラー×2 見習い魔術師 黄泉ガエル |