始祖シムルグ
つーかな、シムルグどんだけ好きやねん。絶対作ってる人の中に好きで好きでたまらない人がいたんだぜ!まぁ、鳥獣族の上級モンスターってその他のジャンルから見ると非常に遅れてる感があるので、こういうのは大歓迎だが。
ポジションとしては昔モスラに登場した古代キングギドラみたいなものかしら。ただ、シムルグでは始祖のほうが現代版よりレベル、パワーともに上回っている。
効果
◇このカードは手札にある場合通常モンスターとして扱う。
なんでわざわざこんなことをするのかと言えば、十中八九前回のパックで出現したウィンドフレームの存在だろう。
風属性上級モンスターの召喚サポートは元々暴風小僧がいるのだが、なんせその地域限定強化版であるウィンドフレームのカバーする風属性・要生け贄2体モンスターってのがその発売当時”0”だったのだ。
おかげで、カーバーするべきモンスターがカバーされるという非常にマヌケな事態に。しかも、正規でカバーできる分じゃなくて効果で修正されてカバーできる領域に踏み込んだ効果モンスターってのがなんとも皮肉である。
まぁ、ウィンドフレームはアタッカーとしても機能するのでデッキに突っ込めるに越したことはない。
これにより古のルールでも特殊召喚できるが、バウンス効果が使えなくなるので推奨しないことにする。
◇このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、風属性モンスターの生け贄召喚に必要な生け贄は1体少なくなる。
風属性モンスター版アトランティス・・・とはまた意味合いが異なる。アトランティスはレベルを1つ下げるだけなので、例えばレベル6がレベル5に下がったところでやっぱり1体の生け贄が必要になる。
だが、始祖は確実にレベル5.6は生け贄なし、レベル7以上は生け贄1体という環境を作り出してくれる。戦略の幅はこちらのほうが圧倒的に広い。
試しにどんなモンスターが対応しているのか例を挙げてみると・・・
まず、神鳥シムルグ、風魔神−ヒューガ、デスサイズ・キラー、ハーピィズペット
次に生け贄が必要なくなるモンスターだが、アームド・ドラゴン LV5、風帝ライザー、疾風鳥人ジョー、インセクト・プリンセス、マジック・キャンセラー、巨大戦艦 テトランなどが当てはまる。
もっとも、風帝ライザー、疾風鳥人ジョーは生け贄召喚で初めて効果を発動できるので、始祖とはどうやっても相容れない。逆に巨大戦艦 テトランやマジック・キャンセラーにとってはとってもありがたい話だ。
◇風属性モンスターのみを生け贄にしてこのカードの生け贄召喚に成功した場合、相手フィールド上のカードを2枚まで持ち主の手札に戻す。
風と言えばバウンス効果を持つモンスターが多いが、なぜかしらシムルグ系にはバウンス効果は無縁なシリーズだった。だが、ココに来てようやくバウンス対応に。
発動条件も、専用デッキなら問題は無いだろう。なお、このバウンス効果は現代シムルグにも連動しており、バーンの補助として考えることができる。
墓地蘇生なんかでは発動しないが、現代シムルグは特殊召喚できないことを考えるとそれでも十分に感じる。
デッキ構成
デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
---|---|---|
上級 始祖神鳥シムルグ×3 ダーク・シムルグ×2 アームド・ドラゴン LV5×2 THE トリッキー×2 マジック・キャンセラー |
サイクロン スケープ・ゴート ハリケーン モンスターゲート×2 死者蘇生 洗脳−ブレインコントロール 早すぎた埋葬 増援 大寒波×2 大嵐 鳳凰神の羽根 名推理×3 貪欲な壺 |
ゴッドバードアタック×2 激流葬 聖なるバリア−ミラーフォース− 魔封じの芳香×2 |
下級 E・HERO エアーマン ウィンドフレーム×2 D-HERO ダイヤモンドガイ×2 カオスライダー グスタフ D.D.クロウ |