遊戯王☆SELF-DISINTEGRATION

コンタクト融合

アナザーＥ・ＨＥＲＯシリーズであるＥ・ＨＥＲＯ　ネオスとＮ（ネオスペースシアン）。ＤＰによって大きくレアリティーの変更が行われ、誰でも簡単にデッキを組むことができるようになった。

第5期第3パック「STRIKE OF NEOS」はネオスに特化したパックという名目のもと、コンタクトデッキの強化が期待されたが実際にネオス強化カードはほとんど無く、かなり期待はずれだったといえるだろう。

そんな中、今回はバリエーションが広がったＮの新カードを元にコンタクトデッキを再構築する。

　

ネオス

現在ネオスはＥ−エマージェンシーコールやＥ・ＨＥＲＯ　エアーマンによって簡単にサーチすることができるようになったため、手札にサーチすることはかなり簡単にできるようになっている。
これはデッキに戻ってしまうコンタクト融合の欠点を補うのに非常に重要であり、上級モンスターをデッキに多く組み込まなければならないというデッキ構成を緩和させることに非常に大きく影響しているといえるだろう。

問題は手札にサーチすることよりも如何にネオスを場に出すか、ということ。
手札からの召喚にはＥ・ＨＥＲＯ　ネクロダークマンや古のルール、フェイク・ヒーローといったカードが活用しやすい。また、墓地からの蘇生はＯ−オーバーソウル や正統なる血統などによって簡単に行うことができる。
一時期エアーマン、Ｏ−オーバーソウル とライトニング・ボルテックス、ネオスの4枚を軸にしたデッキが見られたことからもネオス自体の運用は前回よりも確実に簡単なっているようだ。
融合ギミックを加えデッキに何度も戻すようになると、サーチ後墓地に送ることができずに手札に腐る場合が多くなってしまうので、墓地蘇生より手札からの召喚に重点を置いたほうが戦いやすいかもしれない。

そういえば今回のパックではネオス・フォースというネオス専用カードも登場している。

ネオス・フォース
「Ｅ・ＨＥＲＯ　ネオス」にのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は８００ポイントアップする。装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。エンドフェイズ時にこのカードをデッキに加えてシャッフルする。

ただし、このカードはネオス専用であり、コンタクト融合に直接の利益をもたらすものとはかけ離れている。ポジションはいつものＨＥＲＯ専用カードの1枚ということになるだろう。
とは言え効果自体は攻撃力3300のＥ・ＨＥＲＯ　フレイム・ウィングマンなので使い勝手は相当いい。こういったカードの登場がコンタクトよりネオス単体での運用に流れてしまう原因になりそうだ。

　

ネオスペースシアン

ネオスペースシアンは新に3種登場し、合計で6枚。Ｎの下にあるＣは今回一切登場せず、もはや何の意味があるのか分からないのでスルーしておいたほうが賢そうだ。
相変わらずそれぞれに関連性が無い上、サーチ方法が皆無であるが、行き当たりバッタリなのがＨＥＲＯというのなら手札に来たものから使用していけばよいということでまとめておこう。

Ｎ・グラン・モール
このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算を行わず相手モンスターとこのカードを持ち主の手札に戻す事ができる。

ネオス系でありながらもかなりの実用的な効果を持っているのがこのカード。上級によるリスクを回避するための場つなぎモンスターとして呼び名が高い。
融合したグラン・ネオスはネオスペースによって毎ターン使用したい。

Ｎ・エア・ハミングバード
相手の手札１枚につき、自分は５００ライフポイント回復する。この効果は１ターンに１度しか使用できない。

回復効果はかなり効率がいい。しかし融合体であるエアー・ネオスとの効果とは完全に矛盾している不思議なモンスターだったりする。

Ｎ・グロー・モス
このカードが戦闘を行う場合、相手はカードを１枚ドローする。この効果でドローしたカードをお互いに確認し、そのカードの種類によりこのカードは以下の効果を得る。
●モンスターカード：このターンのバトルフェイズを終了させる。
●魔法カード：このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
●罠カード：このカードは守備表示になる。

一言では語れない、摩訶不思議な効果を持っているモンスターだが、融合体であるグロー・ネオスはかなり強力な効果を持っている。ある意味で融合体の切り札的存在になるかもしれない。
これもネオスペースによって毎ターン使用したいモンスターだ。

総じて場に維持させて毎ターン効果を使用したいモンスターが増えた、という印象を受ける。

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