手札その1
ある意味で遊戯王らしいデザインかもしれない、グライダー。原作では瀬人が使用した場繋ぎモンスター?というか手札要員。
効果も完全な後付。でもそんなにかっこ悪いものではないですね。
効果
◇このカードは同じ攻撃力を持つモンスターとの戦闘では破壊されない。
シリーズが304であることから、時代背景的には完全に人造人間−サイコ・ショッカー対策と取って間違いは無いでしょう。攻撃力2400のモンスターとの戦闘では負けることは無いので、現在では帝シリーズや虚無魔人といったカードに競り勝つこともできます。
が、相手の上級を確実に破壊したいなら戦闘よりももっとよい手段がありますし、使い捨て感のある帝シリーズを倒しても何の感慨も湧かないのが今の価値観かもしれません。
完璧に時代のカード化してしまっている印象が強いカードです。
◇このカードが破壊され墓地へ送られた時、フィールド上のモンスター1体を持ち主の手札に戻す。
戦闘に失敗することを見越してか、別の効果が付属されています。使用頻度を見るとこちらのほうがメインな気もしますが、よくある一般的なバウンス効果です。
ただし、フィールド上のモンスターが対象ですので、相手の場にモンスターがいなければ自分のモンスターが戻ってしまうという、状況によっては仇にもなる効果だったりします。
戦闘で破壊されにくい分、魔法、罠で破壊される確率が高くなるので意外と仇になりやすいかもしれません。
場に出す際には場のモンスター配分に注意しながら戦いましょう。
墓地発動効果なので必ず自分が発動することができるという強みもありますが、除外系にはめっぽう弱く、注意が必要です。
この効果は手札で破壊されても問題ないため、死のデッキ破壊ウイルス対策になります。ウイルス後に見られる相手の攻めに対して待ったをかけることができますね。
デッキ構成
意外と少ない、ドラゴン族の手ごろな上級(生け贄1体で攻撃力が高い位置で安定していることを条件とする)の1枚。ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−&ドラゴンを呼ぶ笛や竜魔人 キングドラグーンといったサポートを加えるもよし。
未来融合−フューチャー・フュージョン→F・G・Dの流れを組むもよし。
竜の逆鱗で完全アタッカーに仕立て上げるもよし。※ただしバーストブレスでは破壊にならないので効果は発動しません。注意です。
お好みでピン刺しするもよし←私はコレ。
さすがショッカー対策という立ち位置からか、専用デッキを作らなくても使いやすいですね。
デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
---|---|---|
上級 カイザー・グライダー×3 ホワイト・ホーンズ・ドラゴン×2 サイバー・ドラゴン×2 |
サイクロン スケープ・ゴート ドラゴンを呼ぶ笛×2 ライトニング・ボルテックス 月の書 光の護封剣 縮退回路×2 洗脳−ブレインコントロール×2 早すぎた埋葬 大嵐 天使の施し 封印の黄金櫃×2 抹殺の使徒 |
リビングデッドの呼び声 激流葬 聖なるバリア−ミラーフォース− 破壊輪 |
下級 魔導戦士 ブレイカー 異次元の女戦士 キラー・トマト×2 ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−×2 幻影の壁 クリッター 異次元の偵察機 ペンギン・ソルジャー×2 原始太陽ヘリオス |