銀閣=GINKAKU=
EENで登場した画期的なシリーズ”暗黒界”。その2大巨頭の一人が このシルバである。暗黒界はそれぞれ色がモチーフになっており、文字通りこのモンスターは銀がモチーフだ。
効果
◇このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
◇相手のカードの効果によって捨てられた場合、さらに相手は手札2枚を選択し、好きな順番でデッキの一番下に戻す。
暗黒界の武神 ゴルドが場のアドバンテージを得るのとは対照的に、シルバは手札のアドバンテージを得る。しかも、ただのハンデスではなくデッキの一番下に戻すので、墓地からの再利用も許さないステキ仕様だ。
実質的な能力はゴルドを凌駕しているが、能力発動の確実性、即時性の観点から行くとゴルドより若干採用率は低い?それも場面によるといえばそれまでなんだが。
暗黒界の武神 ゴルドでは第4期から第5期にかけての暗黒界の経緯をそれとなくまとめたが、ここでは第6期以降の暗黒界を考えることにする。なお、カードの対応表は暗黒界の武神 ゴルドを参照して欲しい。
第6期の環境では”天使の施し”という超メジャーなドローカードは意識の遥か向こうに置き忘れられ、これといって暗黒界の発動環境に大きな影響はなかったが、チューナーモンスターの魔轟神レイヴンによって暗黒界の立ち位置は大きく激変することになる。
こいつは自発的に捨てることでレベルと攻撃力を上げる有能チューナーで、手軽に3枚積みできるのも魅力的だ。こいつで手札の暗黒界を一気に捨てることで場に大量展開し、超攻撃をぶちかますことができる。
また、場に出た暗黒界はシンクロ召喚の材料にもなり、例えば1枚捨てた場合、レイヴンのレベル2+1と暗黒界の軍神
シルバのレベル5の組み合わせでレベル8のシンクロモンスタースターダスト・ドラゴンやレッド・デーモンズ・ドラゴンを簡単に召喚する事ができる。
魔轟神レイヴン自体は悪魔族なのでダーク・ネクロフィアとのコネクションは生きているし、シンクロ環境での暗黒界は魔轟神と共にあるといって差し支えないだろう。
デッキ構成
ここでは純粋に闇・悪魔テイストだが、魔轟神レイヴンは光属性でもあるのでシャインエンジェルをかませておくと簡単に天魔神 ノーレラスへタッチすることもできる。
暗黒界は大量の同時特殊召喚を行え、さらに墓地からの回収も容易であることから、王宮の弾圧と併用して相手にプレッシャーを与えやすい。
デッキサンプル:
モンスター |
魔法 | 罠 |
---|---|---|
上級 堕天使ゼラート ダーク・アームド・ドラゴン 暗黒界の軍神 シルバ×3 暗黒界の武神 ゴルド×3 ダーク・ネクロフィア×2 |
サイクロン 暗黒界に続く結界通路×2 暗黒界の取引 暗黒界の雷 死者蘇生 漆黒のトバリ 手札抹殺 生還の宝札 洗脳−ブレインコントロール 大嵐 貪欲な壺×2 |
暗黒よりの軍勢 王宮の弾圧×2 激流葬 聖なるバリア−ミラーフォース− 魔のデッキ破壊ウイルス×2 |
下級 ダーク・グレファー×2 スナイプストーカー 魔轟神レイヴン×3 クリッター メタモルポット ゾンビキャリア×2 |